オープンから52年で歴史に幕を下ろします。静岡市の商業施設「静岡マルイ」が来年3月に閉店することが明らかになりました。新型コロナウイルスの感染拡大による売り上げの低迷が背景にあるとみられます。
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52年の歴史に幕…静岡マルイ閉店へ 新型コロナの影響で売り上げ低迷が理由か 静岡市

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原川朋華記者:「51年前にオープンして以来、多くの人に愛されてきたマルイですが、モディを残して来年3月下旬に閉店するということです。きょうもマルイには様々な年齢層の人が店を訪れています」

 「静岡マルイ」は1969年に「丸井静岡店」として静岡駅前の商業エリアにオープン。20代の女性を中心に人気を集め、2016年には施設の一部を「モディ」としてリニューアル。幅広い年代に親しまれてきましたが、来年3月の閉店を決めました。閉店後は「モディ」のみが営業を続けます。

30代男性会社員(焼津市在住):「本当に寂しいですね。結構マルイ目当てに焼津から来ていたこともあったので」

50代女性会社員(静岡市在住):「びっくりしました。娘、子どもがいたので、子どもともよく小さい時から連れては来ました」

 閉店の最大の理由が売り上げの低迷です。近年、静岡駅前の商業エリアは競争が激化している上に、今年は新型コロナにより約1カ月間の臨時休業(4月8日~5月13日)。静岡マルイとモディをあわせた今年3月期の取扱高は、前期と比べて18.1%減少しました(2020年3月期23億2200万円)。

 マルイの近くにある写真屋は70年以上前からこの地で店を営んでいます。懸念するのは閉店によって失われる客の流れです。

杉山写真材料店 肥田俊介部長:「うちなんかだとチェキとか、若い子向けのカメラがあるので、なんとなくふらっと見てくれる子が、週末なんか特にいるのはマルイさんとか、周りの百貨店の影響があるのかなと思う」

 専門家は新型コロナの感染拡大で人の動きが制限されたことに加え、ネットショッピングの普及が影響しているとと指摘します。

静岡経済研究所 恒友仁常務理事「最近の消費行動は、どちらかというと対面から、非対面。言葉を換えれば、リアルからバーチャルへと行動が変化している中にあり、コロナによってその動きが加速した。最近の商業施設を構えているところは厳しい状況になっている」

 周辺で7月下旬に県内最大級の書店の戸田書店静岡本店も閉店しました。静岡市を象徴する大型店舗の相次ぐ閉店。県内経済は今後どうなるのでしょうか。

静岡経済研究所 恒友仁常務理事:「今の流れからすると、コロナが明けても100パーセントコロナの前に戻る保証はないし、おそらく100パーセント戻ることはないだろうと考えます。大型(店舗)、小型(店舗)関係なく、あとは独自性があるかどうか、つまり消費者の選好、選別の目で選ばれるかどうかが大事」

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