GoToトラベルでにぎわいが戻ってきた県内有数の観光地・熱海。今月から東京発着の旅行が追加されたこともあり、こちらの宿では、金、土、日の予約が今月分はすでに埋まっています。しかし、そこへ水を差す通知が届きました。

味と湯の宿 ニューとみよし 富岡篤美社長:「こうなりますよという通知が宿側に来たのが前日だった。あすから変わりますみたいな。そんな、にわかな方向転換だったから驚いた」

 ため息を漏らすのは、熱海市の宿「ニューとみよし」の富岡社長。その理由は、GoToトラベルの割引が大幅に減ってしまうからです。

画像1: GoToトラベル割引率激減 値引額が1万4000円から3500円に? 静岡・熱海市、静岡市

松田和佳アナ:「こちらの旅行サイトではGoToトラベルの割引きの上限金額が、1人あたり最大3500円までに変更になっている」

 GoToトラベルは宿泊料金を最大35%、1人1泊、最大1万4000円を割引するものでした。しかし、「ヤフートラベル」や「じゃらん」「一休ドットコム」といった大手旅行サイトが、おとといの予約分から予告なしに割引額を最大3500円に引き下げました。

 例えば、1人1泊4万円の宿泊施設を利用する場合、今までは1万4000円値引きの2万6000円で泊まることができましたが、改定後は3500円値引きの3万6500円に。割引額が1万500円も少なくなることになります。

画像2: GoToトラベル割引率激減 値引額が1万4000円から3500円に? 静岡・熱海市、静岡市

 なぜ、このようなことが起きたのか。それぞれの旅行会社には国から予算が割り当てられていますが、東京が解禁されたため、サイトの利用者が急増し、予算の上限が迫っていることが原因とみられます。

 旅行会社の担当者は「国から割り当てられたGoToトラベルの配分額に限りがあり、平等にサービスを提供するために制限を設けた」と話しています。

ニューとみよし 富岡社長:「いったん予算を絞って、(来年)3月くらいまで割引額が減っても長引くような、だんだんフェードアウトするような終わり方をしてくれると現場は」

 大手旅行サイトを経由した割引は大幅に減りますが、宿泊施設に直接連絡して予約すれば最大35%の割引を受けることができます。それでも、宿泊施設の不安は消えません。

ニューとみよし 富岡社長:「GoToキャンペーンが終わった後のGoToロスが怖い」

旅行代理店も対応に追われました。静岡市内にある店では、利用者の混乱を避けるため「35%の割引を適用できること」をホームページに掲載しました。全体の9割を占める団体客の予約が、それほど伸びていないことから、最大35%を割引する財源を確保できているといいます。

 ただ、GoToトラベルによって、個人の予約が増えていて割引きの減額に関する問い合わせがきています。

サンコートラベル 宮川憲代表取締役:「やはり(G O T Oを)心配されるお客様からきょう何件か『大丈夫?』というお話を伺っているが、大丈夫ですと回答している。ここ1カ月とか2カ月で(財源が)なくなるというのは、今のところ考えていません」

画像3: GoToトラベル割引率激減 値引額が1万4000円から3500円に? 静岡・熱海市、静岡市

 旅行サイトの突然の変更に、利用者からは落胆や不満の声があがっています。

静岡市20代女性:「ちょっとショックです。5人家族なので、ちょっとでも安い方がうれしいですよね。安いからちょっと良いところに泊まろうかなって気にもなるので…」

島田市20代女性:「しょぼくなりましたよね。あんまり…35%の方がよかったですよね、高ければ高いほど割引された(方が)。遠出とかだったらそんなに変わらないなって思っちゃいますね」

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