きのう27日、都内で開かれたリニア中央新幹線工事による大井川の水問題を議論する国の有識者会議。6回目の開催にして、主要な論点の一つに会議としての結論が示されました。
画像: リニア有識者会議で 「中下流域の地下水に影響軽微」と 静岡県

福岡捷二座長:「中下流域の河川流量が維持されれば、トンネル掘削による大井川流下流域への地下水量への影響は極めて小さいと考えられることが科学的・工学的な見地から確認された」

中下流域の地下水への影響は極めて小さいと結論付けたのです。

JR東海はトンネル工事によって、現場周辺では最大で300メートル以上、地下水位が下がる可能性があるとしていますが、その影響は現場周辺に留まるとしています。これに対して前回の会議では、委員から静岡市のデータでも分析するように宿題が課され、きのうJRはその結果を踏まえて改めて、工事による地下水位の低下は現場周辺に留まると主張しました。これについて委員からは。

地球環境科学専門・森下祐一委員:「そもそもシミュレーションなので解析精度の問題がある。不確実性がかなりあるはず」

水資源工学専門・沖大幹委員:「モデルが全然当てにならないというならそもそもこんなことやっても意味がない。南に行くにつれて掘るときと掘らないときの地下水位の差がこれだけ小さくなるというのは情報として得ていいのではないか」

さらにJRは、独自に大井川流域の地下水の成分を分析したデータを初めて公表。大井川の上流部と下流部では、地下に留まっていた期間が異なることがわかったとして、地下水が上流部から下流域に直接流れていることはないとしました。

中下流域の地下水量への影響が少ないとの方向性が示されたことについて、初めて現地で有識者会議に出席した難波副知事は。

難波喬司副知事:「今日の委員会の議論を聞いていると、精緻な議論されていて、わかりやすかった。ただ、精緻に議論されていれば県民が理解するかは別。座長も言っていたが、県民が理解できないといけない。これで中下流域の水の影響が極めて小さいと明らかになったわけではない。あくまで前提付き」

This article is a sponsored article by
''.