「意外と重かった」段ボールのパーテーションを組み立て 中学生が避難所運営を体験 静岡・裾野市

災害時には水や食料以外にも様々なものが必要になります。避難所を運営するとは、どういうことなのか。中学1年生が学びました。

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「意外と重かった」段ボールのパーテーションを組み立て 中学生が避難所運営を体験 静岡・裾野市

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裾野市立東中学校で行われたのは「避難所支援」の授業。災害時に必要なものその1つがマンパワーです。

杉澤洋佑記者:「こちらのダンボール製のパーテーション、持ってみますと、なかなかずっしりとしていて重いです。やはり高齢者などにとっては組み立てもなかなか大変なのかなと感じます。」

避難所で利用するパーテーションも避難者が増えた場合には相当の数が必要になり、組み立てには避難者の協力が必要不可欠になります。

裾野市職員:「避難者が暮らすスペースを作ります。中学生のみなさんが積極的に組み立てを手伝ってほしいと思います」

生徒たちは見た目と違って想像以上に扱いが難しいダンボール製のパーテーションを苦戦しながら組み立てていきました。

どよめく生徒たち。自動車から供給された電気によって避難所の明かりだけでなく、電子レンジや冷蔵庫も同時に利用できることが分かりました。

男子生徒:「東日本大震災とかあったから、車を電気に活用できるっていうのが、地震の時に役立つと思った」

女子生徒:「水素を使うというのは知ってたんですけど、あんな便利な物とは思ってなかった。(この授業で)大人になる為に一歩成長したなという感じがしました」

女子生徒:「(組み立て方は)簡単だったけど、意外と重かったので、(災害時には)自分たちがやれたらいいなと思います」

普段は当たり前に感じる「電気」の利用も災害時には不自由になります。

杉澤洋佑記者:「こちらに駐車されている自動車、後ろを見てみると何やら接続されています。実はこの自動車で発電された電気を避難所で活用する実験も行われるんです」

体育館の前に用意されたのは水素で発電する燃料自動車。普段から身近な存在の自動車で発電した電気は災害時にどう活用できるのか、実験です。

生徒たち:「おぉ~」「すげ~」