J1清水エスパルスは1日、今季から指揮を執っていたオーストラリア人のピーター・クラモフスキー監督(42)との契約を解除することを決定したと発表した。併せて今矢直城コーチ、安野努フィジカルコーチとの契約も解除となった。後任監督には、平岡宏章コーチ(51)が就任することになった。昨季王者の横浜F・マリノスでヘッドコーチを務めていたクラモフスキー監督は、ハイプレス、ハイラインの「超攻撃的サッカー」で「優勝を狙う」と宣言していたが、前節までの25試合で3勝5分け17敗で勝ち点14の17位。開幕から5連敗、さらにはクラブワーストタイの7連敗を喫するなど、低迷が続いた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大でシーズン日程は大きく代わり、J2降格がない異例のシーズンに。その状況下、クラモフスキー監督が掲げた理想形を求めて、フロント陣も「我慢」の日々が続いたが、10月31日の前節柏レイソル戦(0-0)後、本人に解任を通告。大熊清GMはこの日のリモート会見で、その決定に至るまでの経緯を語った。

―このタイミングで(解任を)決断した理由は

大熊GM この15試合で1勝しかしていないことも含めて、総合的に判断しました。後任監督になる平岡コーチは、清水、新潟でも指導の経験がありますし、体制が代わっても、クラモフスキー監督が目指してきた「攻守に主導権を握って戦い」を続けられる指導者と見て、就任を要請しました。

―選手たちに伝えたタイミングは

大熊GM 本日の練習前に伝えました。クラモフスキー監督は、新しいレベルの高いサッカーを持ち込んでくれましたので、それに応えられず、悔しいし、寂しい気持ちだったと思います。伝えた後は、新体制で練習をしました。元気は良かったです。

―新監督との契約は来季も見据えてのことですか

大熊GM 契約は、今季残り9試合でお願いしています。

―クラモフスキー監督が契約解除になるまで、結果が出なかった理由は

大熊GM 監督のもと、素晴らしく、レベルの高いサッカーを目指してきましたが、個人技術がついていかない中で、相手にも研究もされました。その上で結果が出なかったのですが、このサッカーをやるには、選手のレベルを上げ、選手をそろえる必要があった。そこが、我々のウィークになったのですが、清水が目指すべきサッカーを示してくれたので、そこは財産にしたいと思います。

―来季に向けても、このサッカーを継続していくのか

大熊GM ハードワークをして、攻守に主導権を握ってやるサッカーは、指導者が変わっても踏襲していきたいです。とはいえ、新監督の考え方もありますし、全く同じ戦術になるとは限らないです。

―J2降格のないシーズンで、掲げていた目標とは

大熊GM 得失点差10プラスでいることを掲げていました。それがないと、ACL出場権に届かないという見方もありました。

―現実はマイナス23以上だが

大熊GM いい守備をすることが攻撃につながるし、攻撃をやり切ることで守備の距離感もよくなる。そういうことが、攻守のバランスが上がっていくと思っていました。ですので、54失点の現実は、攻撃がし切れていないこともあるので、守備だけをやれと言うのではなく、攻撃も強化していければと思います。

画像: リモート会見に応じるJ1清水の大熊清GM

リモート会見に応じるJ1清水の大熊清GM

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