静岡県沼津市の鉄道高架化事業をめぐる土地の収用問題で、期限までに1件の土地が明け渡されませんでした。今後の焦点は強制収用が行われるかどうかです。
画像: 明け渡さない最後の元地権者「本当の分かれ道は来月24日」 JR沼津駅鉄道高架化事業 静岡・沼津市 youtu.be

明け渡さない最後の元地権者「本当の分かれ道は来月24日」 JR沼津駅鉄道高架化事業 静岡・沼津市

youtu.be

杉澤洋佑記者:「きのう土地の明け渡しの最終期限を迎えたという事で、きょう県と市による現地調査が行われています」

 調査が行われたのは沼津市原地区。市は交通渋滞の緩和や街の活性化につながるとして、JR沼津駅周辺を高架化する事業を進めています。

 高架にあたっては、現在の貨物駅を移転する必要があり、原地区に新しい貨物ターミナルを整備する計画ですが、一部の地権者が事業に反対しています。それでも4月に静岡県収用委員会が未買収用地の権利取得と明け渡しを求める裁決を出すと、6月には市が未買収だった土地7件の所有権を獲得。土地の明け渡しについては、農作物や柵などを撤去する必要がありますが、その最終期限だったきのうまでに、1件の元地権者が応じませんでした。

元地権者 久保田豊さん:「そう簡単には放しませんよ、ということ」

 先祖が眠る墓の前で語気を強めたのは、元地権者の久保田さん。明け渡しに応じなかった最後の1人です。

元地権者 久保田豊さん:「沼津市民の為にならないから。途方もない借金をして、沼津市の中心市街地を再開発をするなんてとんでもないことです」

 明け渡しの最終期限が過ぎたことによって、県と市は強制収用の手続きが可能となります。それがいつなのか。久保田さんはある日付を口にします。

元地権者 久保田豊さん:「(来月)24日が本当の分かれ道なんです」

 鉄道高架化事業に反対する住民らが、国や県を相手に事業は無効だと訴えた裁判。この判決が来月24日に静岡地裁で言い渡されます。判決次第では強制収用も視野に入るのでしょうか。

沼津市 頼重秀一市長:「ただちに実施するということではございません。これまで同様に丁寧に対応して、この事業に対して有効性とか重要性をしっかりとお伝えして、ご理解ご協力をいただけるよう、お願いしていきたい」

This article is a sponsored article by
''.