富士山ふもとの広大な敷地で気ままに牧草を食べる牛たち。その横には永遠の愛を誓う新郎新婦。先月30日、静岡県富士宮市の牧場で結婚式が行われました。式を挙げたのは富士市に住む遠藤さん夫婦です。
画像1: コロナ禍の新定番? 3密避け、牧場で結婚式 入刀はチーズで 静岡・富士宮市

遠藤さん夫婦
「希望に満ちた将来を二人で歩みます」
「きょうの誓いを心に刻み、共に支え合い生きていくことをここに誓います」

 2人は牧場とゆかりがあるわけではありません。新型コロナの感染拡大で、延期や中止が相次ぐ結婚式の新たな形を模索し、たどり着いたのが牧場でした。

遠藤さん夫婦
「結婚式を挙げられる条件があればと。もともと1年後くらいに考えていたんですけど、ちょうどその話(牧場での結婚式)を聞いたので、それに乗っかってみようかなと」
「3密を避けてという条件に合っていると感じたので、ここなら挙げてもいいと思って」

 広い敷地に、澄んだ空気。最大のメリットは、3密を回避できることです。遠藤さん夫婦は、念には念を入れて、出席者は互いの両親や兄弟ら13人に制限しました。

そして、牧場ならではの演出も。新郎新婦の初めての共同作業はケーキ入刀ではなく、チーズ入刀。この牧場で4カ月かけて熟成させた大きなラクレットチーズをカットします。新郎は溶かしたチーズを出席者のビーフシチューの上にたっぷりかけます。

画像2: コロナ禍の新定番? 3密避け、牧場で結婚式 入刀はチーズで 静岡・富士宮市

新婦の父親「グー」
Qお母さん どうですか?
新婦の母親「とってもおいしい」

 遠藤さん夫婦は2月に結婚を決めました。ただ、新型コロナの感染が広がり、今年中の結婚式は難しいと考えていました。
 ウェディングプランナーによりますと、収束の兆しが見えないことから結婚式をあきらめる人も多いといいます。

「マリーウェディング」中村美里さん:「私たちのお客様だと、2回目の延期でこの先も見えなくなってきて、先が見えない状態は不安だし、2人もどうしていいかわからないので、一旦キャンセルします、という方や、2人はやる予定だったけど、ご親族からやめた方がいいと言われて…とか、それで延期・キャンセルというのは多くありました」

 そんな中、今回の式場となったと牧場の社長は、牧場に新たな可能性を感じていました。

「いでぼく」井出俊輔社長:「空気自体が最高においしいので、都会では味わえないような、逆に贅沢感もあると思っている。知り合いのウェディングの関係者の方々の苦悩も聞いていたので、その中で牧場でもこんなことができるのではないかなと」

 牧場はウェディング業界に向けてアイデアを発信。それを知ったウェディングプランナーが、相談を受けていた遠藤さん夫婦に牧場での結婚式を提案しました。

遠藤さん夫婦
(新郎)「最初はどうなるかという気持ちもありましたけど、いざやってみると、この開放感とか、外でできるというのはなかなか味わえないことなので」
(新婦)「今のコロナ禍の中で、ここで式が挙げられたということも何かの縁だと思うので、本当によかったと思っています」

 初めて式場に牧場を勧めたプランナーも手応えを口にしました。

「マリーウェディング」中村美里さん:「静岡でもっと『アウトドアウェディング』というのを広めていきたいと思っていて、今回、やっと私がやりたいようなウェディングができたというところ」

Q今後のスタンダートになりますか?

「なると思います。なってほしいです。」

牧場と結婚式。新型コロナがなければ生まれなかったかもしれない組み合わせが新しい形に定着するかもしれません。

This article is a sponsored article by
''.