J2磐田、愛媛とドロー コロナ禍で11人欠場の中、同点弾のMF山本「どんな状況でも結果を…」

<明治安田生命J2:ジュビロ磐田1-1愛媛FC>◇第32節◇8日◇ヤマハスタジアム

 選手3人、スタッフ1人の新型コロナウイルス感染が明らかになったJ2ジュビロ磐田は、ホームで愛媛FCと引き分けた。感染が明らかになったFW小川航基、DF舩木翔、石田峻真の3人と濃厚接触疑い者8人の計11人が出場できない中、前節ベンチ入りメンバーから8人を入れ替えて試合に臨んだ。そして、移籍加入8戦目のMF遠藤保仁にボールを集め、中野誠也、ルリーニャのツートップでゴールを脅かし続けた。
 だが、後半7分に一瞬の隙と突かれて失点。その後も攻め立てながら、ゴールできない展開が続いたが、同40分、遠藤が放ったパスから待望の1点が生まれた。右足で自陣からペナルティーエリア左へ。この精度の高いロングボールに反応して抜け出した中野が、左足でシュートを放った。ボールはクロスバーに当たったが、こぼれ球を拾ったMF清田奈央弥からパスを受けたMF山本康裕がゴール右へ押し込んだ。
 ゲームは振り出しに戻り、磐田は勝ち点3を狙って攻め続けたが、試合はこのまま終了。連敗は回避したものの、奇跡のJ1昇格のためには痛すぎる引き分けになった。

同点ゴールを決めたジュビロ磐田MF山本康裕 先に失点して難しい状況をつくったので、何も残らないです。プロである以上、どんな状況でも結果を残さなければいけなかった。また、選手一丸となって戦っていきたいです。

磐田・鈴木政一監督 苦しんだゲームでしたが、最後まで前線からプレスをかける意識は高かったと思います。ただ、残り試合は全て勝ち点3を狙う状況でしたので、(勝ち点1は)残念ではあります。

画像: 右CKを放つ磐田MF遠藤保仁

右CKを放つ磐田MF遠藤保仁