スミス春子アナウンサー:「午前の日経平均株価は500円近く大幅に上昇しました。こちらの証券会社では、バイデン氏の政策に関連した銘柄に注目が集まっている」
画像: 米大統領選に勝利確実で「バイデン銘柄」の環境関連に注目 静岡県内の証券会社にも株価上昇を受けた動き

 アメリカの大統領選で民主党のバイデン氏の勝利が確実になったことを受け、日経平均株価はきのうに続いて値上がりし、きょうの終値は2万5000円を超えました。

 県内の証券会社にも株価上昇を受けた動きが広がっています。

岡三証券静岡支店 伏田麻由法人課長:「今まで取引されていたお客様も、(取引が)止まっていた方も、さらにこの株高を受けて新規資金の購入が増えている」

 今回の株高を受けて、これまで取引を控えていた投資家が、投資を再開するケースが増えているといいます。買いが集まっているのはいわゆる「バイデン銘柄」です。

岡三証券静岡支店 伏田麻由法人課長:「バイデン氏の政策では環境問題が意識され、クリーンエネルギーやEVなど、環境関連の銘柄に改めて注目が集まっている」

 伏田さんは、バイデン氏が力を入れる環境問題や新型コロナ対策などの政策が明確になったことで、アメリカ経済に対する不安が解消にされ、今後、円安ドル高の傾向が進むとみています。この傾向は、県内の製造業に追い風になると分析します。

岡三証券静岡支店 伏田麻由法人課長:「静岡県は製造業が集積しているので、その追い風をより強く受けると考えている。コロナが落ち着いてくれば、また出かけたいという人が増えれば、(観光業にも)影響出てくる」

専門家は「期待感先行、株価下落のリスクも」

画像: 専門家は「期待感先行、株価下落のリスクも」

バイデン氏の大統領就任を歓迎するように上昇する株価。専門家はこう分析します。 静岡経済研究所 恒友仁常務理事:「少なくとも、今の株価の上昇というのは、期待感が先行して動いている。一方でその株価の水準と、実体経済の乖離というのが、すごく開いている状況もあるもんですから、何かちょっとしたニュースで、株価の調整が入って下落するリスクは、残っているということ」

 株価以上に気になるのが経済への影響です。バイデン氏が掲げる政策の1つが環境重視。

 電気自動車へのシフトが考えられることから、自動車関連企業には期待と警戒が広がっています。

 愛知県に本社がある自動車部品メーカーは、タイヤやブレーキに関係する部品をトヨタ自動車の関連企業などに納品しています。

セントラルヨシダ 吉田篤史社長:「我々の部品はガソリン自動車に搭載されているケースが多くて、電気自動車になると1台あたりに搭載される部品点数が減ると言われています。日本のメーカーが得意としているハイブリッド車が伸びていくと、我々の仕事量は維持できるんですが、電気自動車になると、海外勢が伸びていく市場になので日本の部品メーカーにとっては不利な未来が待っているのかなと思います」  

こうした複雑な心境は、自動車関連企業が多い浜松市も同じです。

静岡経済研究所 恒友仁常務理事:「静岡県の基幹産業の一つが自動車であり、自動車部品ですので、エンジン車から電気自動車になれば、その部品が一部はいらなくなったり、一部は軽量化しなくてはならない。一部は小型化しなくてはならないということで、相当影響は出てくる」

静岡経済研究所 恒友仁常務理事:「なるべくポジティブに、いろんなことに取り込んでいくことが、今後の生き残り策になると思う」

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