晴天となった先週の3連休初日、静岡市で少し変わったバスツアーが開催されました。
画像: 静岡市で「庭付き一軒家」を…リモート勤務増加で移住相談が倍増!リノベーション物件の見学ツアー

 主催したのは中古物件の買い取りに特化した不動産業者「空き家買取専科」。参加したのは、首都圏からの移住希望者10人です。

 一見、よくありそうな移住見学者向けツアーですが、ユニークなのは、見学先がいずれも空き家をリノベーションした物件ということです。

静岡駅から徒歩12分

 早速、一行が向かったのは、静岡駅から徒歩12分の好立地にあるマンション4階の一室。およそ100平方メートル、広々とした3LDKです。築38年ながら、壁やキッチンはきれいに改装されています。

画像: 静岡駅から徒歩12分

東京から数年後の移住を希望 柴田さん(54)
「リフォーム済みということで非常にきれいでいいですね、明るいし、ペットを飼っていいなら候補になる」

 1件目から高評価なのは、東京からの移住希望者・柴田さんです。

 一方、こちらは神奈川の佐藤さん。なにやら、悩ましい様子です。

神奈川から近々移住予定 佐藤さん(53):「広さも十分なんですけど 私はいいですが、(エレベーターがなく)階段がちょっと、祖母(義理の母)が来るときに階段がきついというのは…。今でもエレベーター付きマンションに住んでいるので」

静岡市での生活も体験

 次に、ツアーの参加者が向かったのは別の物件…ではなく、静岡鉄道の日吉町駅。移住後を見越して、市内での生活を体験することもこのツアーの大事な目的の一つです。

 お昼ご飯には、県内で水揚げされた新鮮な魚が食べられる寿司屋へ。創業48年の老舗の味に舌鼓を打ちます。

東京から数年後の移住を希望 柴田さん(54):「こぼれそう…、おいしい。生シラスがすごく弾力があって、プチという感じがなかなかよかったです」

 移住にあたっては現地の「食」も大事なチェックポイントです。

コロナ禍で移住相談が倍増

 このツアーには静岡市の移住コンシェルジュも参加し、最大100万円を受け取れる移住補助金制度を紹介するなど行政とも連携。

 静岡市によると、コロナ禍で市内への移住希望の相談は倍増しているといいます。

静岡市移住コンシェルジュ 亀山美佐子さん:「例年だと(移住の相談が)1カ月で50~60件だが、今年度は先月だけで150件の相談があった。やはり在宅勤務・リモートワークが増えたことにより、首都圏に住む意味があまり感じられなくなったということで、(静岡市が)会社から通勤1時間圏内ということで皆さん移住を考え始めている」

画像: コロナ禍で移住相談が倍増

 神奈川の佐藤さんもリモートワークの増加で、静岡への移住を決断したといいます。

神奈川から近々移住予定 佐藤さん(53):「週1日くらい出勤で、週4日はテレワークなので、子どもがもっと伸び伸び、自然が近くにあるという2つの観点で住む所を変えてみようかなと思った」

庭付き物件2798万円

 見学ツアーはまだまだ続きます。こちらの一戸建ては静岡駅から車でおよそ20分。1年ほど空き家になっていたものを改装し、お風呂もトイレもきれいにリフォームされています。

 築43年の2階建て、広さおよそ120平方メートルで、お値段は…2798万円。そして、この物件の最大の売りとなっているのが…。

画像: 庭付き物件2798万円

担当者「ここ、お庭付きです」
佐藤さん「お庭!?お庭!?」
女性「すごーい」「遊びたい放題じゃない」
「すごくないですか?」「すごく広―い!」

 戸建て住宅への移住を希望する柴田さん夫婦。都内ではあまり見かけない
広い庭をかなり気に入ったようですが…。

東京から数年後の移住を希望 柴田さん夫婦
「候補の一つではあるが、予算が…」

Q予算はいくらまでで?

「2000万円は切りたい。2000万円は切らないと厳しいかな。うちの支払い能力の問題で」

家具付きの物件も…

 ツアーの締めくくりりとなったのはこちらの戸建て物件。

 築27年の空き家を改装した家具付きの物件です。物件のお値段は3197万円。

画像: 家具付きの物件も…

 移住先はマンションでも…と言っていた佐藤さんも、どうやら心変わりした様子で…。

神奈川から近々移住予定 佐藤さん(53):「やっぱり一軒家ですよね、今も一軒家なので。家具もついていて、家具買うだけでもずいぶんかかりそうなので まあ、3000万円前後ですからね」

 一方、都内から参加した柴田さん夫婦も、実際に足を運んだことで収穫があったようです。

東京から数年後に移住予定 柴田さん夫婦
「やはり生で見るのは全然違います」
「近所の雰囲気とか空気感というか、それは実際、足を運ばないと分からないところなので、それが感じ取れたのは非常によかった」

 ツアーを主催した会社は、この見学会が空き家問題解決の手助けになればと考えています。

空き家買取専科 黒田淳将店長
「静岡県は16%の空き家率と言われ、6軒に1軒が(空き家)という時代。人口が集中しているような場所から静岡に移住してきてもらって利用してもらう流れを作らないと、最終的に静岡の空き家率を下げていくことができない」

 ウィズコロナ時代に人気が高まっているリノベーション物件の見学ツアー。空き家対策の一手は移住希望者のニーズと合致し、好循環を生み出そうとしています。

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