静岡市の田辺信宏市長は4日、市内のスナックやバーなど310店舗が加盟する組合を訪問しました。

 先月、静岡市では10例のクラスターが発生していて、そのうち7つが接待やカラオケを伴う飲食店でしたが、店名は公表されていません。

 店側の同意が得られないことを理由に挙げていますが、こうした対応が逆に市民の不安を招き、飲食店全体に風評被害が出ているという批判もあります。

 今後は店名公表を検討すると発言している田辺市長。

 4日は市内4つの関係団体を回り、飲食店の経営者らに店名公表を前提に臨む静岡市の考え方を説明し理解を求めました。

画像: 11月にクラスター10件…静岡市長から「店名公表」への理解求められた関係団体「公表しないでとお願いした記憶ない」

田辺市長:「クラスターが万が一発生した場合、店名公表をお願いしたいという気持ちで参った」

静岡県社交飲食業生活衛生同業組合静岡支部 牧田守弘支部長:「組合員に対しては、感染予防マニュアルを含め、全て通知という形でやっている。やれることは全てやって、とにかく対策はしっかり入念にやってという気持ちでやっているが、中にはそれが届いていない所もあるかもしれない。ここまで来ると、我々は隠すつもりは全くなく、最初から店名公表しないでくれとお願いした記憶もない。行政側と協力し合って感染予防には全力を尽くしていきたい」

 ただ、市は今後の感染状況に応じた対応を検討していく必要があるとしています。

 これまでクラスターが発生した店舗では、マスクの着用や換気が徹底されておらず、感染症対策が不十分だったとして、田辺市長は年末シーズンの営業に向け、改めて感染症対策を求めました。

牧田支部長:「もう対策できることは全てやっている。話すときもマスクしてやっているが、補償についてもまた考えてもらえれば、本当にこの先どうなるか不透明な状況なので」

 田辺市長は、4日の意見交換を踏まえ、今後の対応方針や感染症対策について月曜日に会見を開く予定です。

 店名公表については、「やむを得ない」と前向きな姿勢を見せた一方で、経営者からは風評被害を防ぐような取り組みを求める声があがりました。

牧田支部長:「コロナ差別、誹謗中傷。それが一番怖い。本当に今コロナにかかることよりも、そっちが怖い」

田辺市長「この誹謗中傷対策は万全に取り組んでいきたい」

また、市長へ感染状況を踏まえた市の対応を尋ねると…。

牧田支部長:「休業要請が、(以前)出ましたよね? 今回は考えていないのか?」
田辺市長:「私はしたくない」
牧田支部長:「時短要請も考えられないですよね?」
田辺市長:「私はしたくない。ただ、これは感染状況により県との連携の中で、可能性としてはゼロではないと言わざるを得ない」

This article is a sponsored article by
''.