コロナ禍で相次ぐイベント中止の影響は、障がい者就労支援施設にも及んでいます。こうした中でも、静岡県藤枝市の施設では地元企業の協力を得て、苦境をチャンスに変えています。
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コロナ禍でイベント中止…障がい者施設も苦境に 地元企業の依頼で新たな仕事がスタート 静岡・藤枝市

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 藤枝市の北村正平市長のもとを訪れたのは、障がい者就労支援施設の利用者や職員ら。手渡したのは不織布マスク。この施設では去年の6月から、マスク生産の作業を請け負っています。

静岡県藤枝市 北村正平市長:「マスクが結ぶ明るい話題、本当に今回意義があり、またうれしく思っている」

 藤枝市の社会福祉法人「ハルモニア」が運営する、障がい者が継続的に働くことを目指す施設「あかね」。この施設では、お菓子やパンなどを作っていますが、新型コロナの影響によるイベントの中止で、去年の4月ごろから販売は大きく減少。祭りで、玄関に飾る「軒花」は行き場を失いました。

ハルモニア成人部門 増田裕介部門長:「イベントや行事がなくなり、そちらの受注がない状況で、そこで仕事に励んでいる方の仕事量は減少している」

 ただ、こうした中でも以前から交流のあった企業から、マスク製造の依頼が…。地元企業に助けられ、新たな仕事がスタートしました。始めは難しかった作業も、機械の改良を重ねたことで、今では難なくこなせるように。

利用者 平田順子さん:「最初は難しかったけど、徐々に慣れてきて、仲間も増えたので何かあった場合は声掛けをして協力している」

 障がい者の就労継続支援には2つの形態があります。雇用契約を結ぶA型と、契約が難しい障がいを抱えた人が対象のB型に分かれ、「あかね」はB型にあたります。最低賃金が保証されるA型と比べ、B型の工賃は低く、全国の1カ月あたりの平均は1万6000円ほど。県内でもコロナ禍で「工賃が下がり、生活に影響が出ている」という声が多いといいます。ただ、「あかね」では以前と変わらない額を支給できています。

利用者 平田順子さん:「前(の仕事)は工賃2万円だったけど、今1万円増えて4万円近くもらえるようになった。貯金に回している。無駄遣いしないようにしている」

 不景気での工賃の確保には、地元企業や地域とのつながりが生む仕事の依頼が一番の助けになっていると言います。

ハルモニア成人部門 増田裕介部門長:「コロナ禍であっても、地域社会の中で役割を担うということ、それを仕事に転換していろんな形で活躍をサポートしていきたいと考えている」

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