いわゆる袴田事件の裁判のやり直しについて、最高裁が東京高裁の決定を破棄して審理を差し戻したことを受け、都内で三者協議が行われました。
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袴田事件で三者協議 今後の争点は「衣類の色」 審理は長期化の懸念も

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 最高裁の決定後、初めて迎えた三者協議では争点の「5点の衣類」について議論が交わされました。

小川秀世弁護士:「確定判決(死刑)が誤っていたいうことを断言しているのです。これは画期的だと思っている、重大だ」

 東京高裁で行われた三者協議には、死刑囚・袴田巌さん(85)の弁護団と検察官、裁判官が参加しました。
 1966年に旧清水市で一家4人が殺害された、いわゆる袴田事件では2014年に静岡地裁が一旦は袴田さんの裁判のやり直しを認める決定をしましたが、東京高裁は2018年に再審請求を棄却。しかし弁護団の特別抗告をうけて去年12月に最高裁が東京高裁の決定を取り消し、審理を再び東京高裁に差し戻しました。

今後の争点は

きょうの三者協議で決まった今後の大きな争点は、犯人が着ていたとされる5点の衣類の色です。最高裁の決定では衣類に付着した血液に赤みが残っていることが認められました。
 弁護団はこれまで、実験で味噌漬けにされた衣類は赤みが消えて黒くなると主張。しかし、5点の衣類には赤みが残っていることから、事件後に袴田さんが 隠したものではないと訴えました。

小川弁護士:「今回は長期間みそに漬かっていたことに根拠はない。犯人ではない。すでに証拠が提出されている検察官が証明するべきだと主張している」

裁判のやり直しの判断は?

今月10日に85歳の誕生日を迎えた袴田さん。審理が差し戻されたことで裁判のやり直しが認められるかどうかの判断はさらに先送りとなりました。検察側は6月中に5点の衣類について意見書を提出すると回答しましたが、裁判はさらに長期化する見通しです。

小川弁護士:「(検察が)実験をやる予定であれば実験で時間がかかるので、それについて情報を共有するために明らかにしてほしいと。それについてははっきりと答えられないと」

袴田秀子さん:「もう50年だからとにかく勝つしかない」

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