林輝彦アナウンサー(バイシクルわたなべ 静岡・駿河区):「静岡県民にとって必要不可欠と言ってもいい自転車。そんな自転車が、いま新型コロナの影響で非常に需要が高まっているというんです」

画像: バイシクルわたなべ

バイシクルわたなべ

 コロナ禍で以前から注目が高まっている、自転車。新学期を迎え、県内の自転車業界は今まさに繁忙期を迎えています。

画像: 密を避ける手段…世界中で自転車需要が高まる 人気はクロスバイク 品切れのモデルも多く 静岡市

 

 約300台の取り扱いがある、静岡市のこちらの自転車ショップでは…。

バイシクルわたなべ 渡辺竜也代表:「密を避ける手段として自転車が見直されるようになって、初めてスポーツバイクに乗りたいという方が非常に増えている。明らかに利用するお客様の数が増えているのがはっきりしていて、いろんな方が問い合わせをしてきてくださったというのが正直な印象」

 感染を避けるため、バスや電車などから自転車に乗り換えるという人は今も数多くいます。こちらの店では、去年の緊急事態宣言が発令された4月頃から自転車の人気は右肩上がりに高まっています。

シェアサイクルも利用者増

画像: シェアサイクルも利用者増

 静岡市内では、同じようにシェアサイクルの一つである「PULCLE(パルクル)」の人気も高まっていて、先月の利用回数は1万1713回と、過去最多だった去年11月の9278回を大幅に更新しました。

 去年6月の事業開始当初、シェアサイクルの駐輪場は市内に39カ所のみでしたが、現在は87カ所に倍増。利用できる自転車も94台からに270台にまで増えました。

 まさにコロナを追い風に、スピードが上がり続ける自転車需要。なかでも特に人気の自転車というのが…。

人気はクロスバイク

画像: 人気はクロスバイク

Q.人気の自転車はどちら?

バイシクルわたなべ 渡辺竜也代表:「こういったクロスバイクというもので、ずばりこういった形のもの」  現在、自転車業界で一番人気なのが、こちらの「クロスバイク」。初心者でも簡単に乗ることができる入門向けのスポーツバイクで、だれでも気軽にサイクリングを楽しむことができます。

 値段も他のスポーツバイクに比べ比較的安いため、こちらの店では、自転車を求める客の約半分がこのクロスバイクを買っていくと言います。

バイシクルわたなべ 渡辺竜也代表:「前の年に比べると、(クロスバイクは)大体1.3倍ぐらいの売れ行きになっている。初めてスポーツ自転車を楽しむということであれば、クロスバイクは最初の一歩としてはいいと思う

60代市民「健康的でいい」

静岡市民 20代:「普通の自転車に比べたら速いし、趣味にもできるかなと、サイクリングが。レンタル自転車等も大学内に置かれたりとか、色んなところで見ると自転車の普及が急に広がったなと感じる」

静岡市民 60代:「自転車の方がいい、健康的だし。ゆっくりな感じがいい。車と違って周りもよくわかるというか」

高まる人気…ところが

画像: 高まる人気…ところが

 県民の新たな足として注目が高まりつつあるクロスバイクですが、実はこんな現状も…。

石川サイクル 石川剛店主:「店頭に並んでいる自転車がほぼ全ての在庫になっている。例年であれば、倉庫に箱の状態で何台か確保してあるが、それもない状態」

 静岡市内のこちらの自転車ショップでは、現在、主力であるクロスバイクの在庫が枯渇状態に。需要は高まっているのに、供給する自転車がない。一体なぜなのでしょうか?

世界中でブーム…取り合いに

石川サイクル 石川剛店主:「実はコロナで、自転車が世界中でブームになっていて、自転車の取り合いになっている」

 在庫不足の背景にあったのは、世界的なコロナの感染拡大。新型コロナの影響で密を避けるため、特にヨーロッパを中心にクロスバイクの需要が高まり、現在、各自転車メーカーで作られる商品のほとんどがそちらに流れているといいます。

画像: 世界中でブーム…取り合いに

 実際に、店がいつも発注しているというメーカーの在庫を確認してもらうと…。

石川サイクル 石川剛店主:「現状の在庫だが、全部『問い合わせください』ということで、問い合わせくださいというのは、もう無いんです、物が。全部ない。このモデルの発注を入れると、生産予定日というのがあるが、これが9月30日。だから最短でも。これを発注入れると、生産があるのが9月30日なのでこちらに入ってくるのが10月以降という形」

 実は他の自転車ショップでも同様の状態となっていて、取材した先ほどの店でも…

バイシクルわたなべ 渡辺竜也代表:「今は半年から1年以上待たないと買えないモデルも結構な割合である。物が非常に足りなくてタイムリーにご用意できないというのが、大きな問題となっていて、求めている方に対して販売できているかと言うと、非常にご迷惑をかけているケースが多い」

部品もなく、修理できない 「どうしようもない…」

画像: 部品もなく、修理できない 「どうしようもない…」

 不足しているのは、本体だけでなく自転車の部品も。こちらの店には客から修理の依頼も入っていましたが…。

Q.客からの(修理依頼)だが交換する部品がない?

石川サイクル 石川剛店主:「部品がない」

Q.これがないと自転車は動かない?

石川サイクル 石川剛店主:「そうですね、部品が1つ欠けただけで動かない。(交換する部品が)いつ入ってくるか検討がつかないそうで。何カ月先になるのか…」

Q.じゃあこれはどうする?

石川サイクル 石川剛店主:「どうしましょうね、答えが見つからない。どうしようもないですね、どうしようもない…」

 クロスバイクなど、スポーツタイプの自転車の部品で多く使われているのが、世界トップシェアの「シマノ」という日本のメーカー。しかし、そのシマノ製の部品は、現在、欧米を中心に多く輸出されてしまうため、国内では、欠品となる店が多くなっているんです。

 販売する自転車も、修理に使う部品も不足している県内の自転車ショップ。打つ手のない現状に、店側も途方にくれるしかありません。

石川サイクル 石川剛店主:「お客さんも、それこそ市内だけじゃなく県外やいろんなところからクロスバイクの何々を持ってないですか電話はかかってくる。お客様も、(同じように)探している状況なのかなと。待っていただく方には待っていただいて、後は別のものですぐ用意できるものに変更をしてもらうとか、そうやって対応していくしかないと思う」

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