幹部自衛官が無銭飲食で免職処分に 陸上自衛隊駒門駐屯地

陸上自衛隊駒門駐屯地の40代の男性幹部自衛官が駐屯地内の食堂で無銭飲食をしていたとして、免職の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは、陸以上自衛隊駒門駐屯地の機甲教導連隊の40代の男性幹部自衛官です。
駒門駐屯地によりますと、この幹部自衛官はおととし9月から去年6月までの間に、駐屯地内の食堂で申請をしていないにも関わらず、あわせて51食=およそ1万7000円相当を無断で食べていたということです。
主に内部の人間が不正などを通報する「公益通報」で発覚し、聞き取りに対し幹部自衛官は事実を認め、
「食事の準備がおっくう。これくらいだったら構わないだろうという安易な考えだった」などと話しているということです。
駒門駐屯地は、この幹部自衛官をきょう付で免職の懲戒処分としました。
また、刑事処分については不起訴処分となっているということです。
機甲教導連隊長の相馬佳輝一等陸佐は、
「このような事案が生起し誠に遺憾です。今般の教訓を今後の指導に生かすとともに、さらに、隊員個人の
 特性に応じた服務指導を実施し、同種事案の再発防止に努めてまいる所存です」
とコメントしています。