偽造の証明書を提出したとされる消防職員に懲役1年6カ月を求刑 検察「酒気帯び運転の発覚免れるため」と指摘 静岡地裁沼津支部

 去年12月、偽造した運転記録証明書を提出したとされる静岡県の熱海消防署職員の男は、初公判で起訴内容を認めました。裁判は即日結審し、検察は懲役1年6カ月を求刑しました。

画像: 静岡地裁沼津支部

静岡地裁沼津支部

 起訴状などによりますと熱海消防署の49歳の職員の男は去年12月、偽造した「運転記録証明書」を熱海市に提出した有印公文書偽造、同行使の罪に問われています。

 静岡地裁沼津支部で26日に開かれた初公判で、検察側は冒頭陳述で「被告は去年3月に酒気帯び運転で免許停止の行政処分を受けたものの、その交通違反を報告していなかった」とした上で、「運転記録証明書を提出すれば事実が発覚し、懲戒処分となると思い、偽造を決意した」などと指摘しました。

 一方の弁護側は「検知された濃度は基準値以下だった。酒気帯び運転の認定はおかしい」などと主張しました。

 裁判で検察側は「身勝手な動機や経緯に酌量の余地はない」などとして懲役1年6カ月を求刑。弁護側は執行猶予のついた判決を求めました。

 判決は来月25日に言い渡される予定です。