自民静岡県連が擁立を正式決定 岩井茂樹氏「新しい静岡を作りたい」 6月の知事選
法務大臣の上川陽子県連会長と、午前の閣議で国土交通副大臣の辞任が承認された参議院議員の岩井茂樹氏(52)は、東京からオンラインで参加しました。
自民党静岡県連 上川陽子会長:「独善の県政に終止符を打ち、コロナ禍で疲弊している静岡県に明るい未来を切り開くために、県民の皆様に選択肢を示す。臥薪嘗胆の年月を過ごしてきた県連にとって、切望していた若い候補こそ岩井茂樹氏だった。暴走する列車を止めることは容易でない。『岩井・静岡知事号』を走らせるために、短期決戦、皆さん、力を合わせて戦おうではありませんか。自民党静岡県連として知事候補・岩井茂樹さんに推薦賜りますようよろしくお願い申し上げる」
岩井氏「静岡のために全力で勝利を勝ち取りたい」
拡大選対会議とその後開かれた総務会で、岩井氏の擁立を正式に決定。県連として岩井氏を推薦し、全面的に支援する方針が確認されました。さらに、党本部に推薦を上申することも決まりました。
岩井氏:「先ほど自民党県連の拡大選対会議と総務会で、(県連)推薦をいただき、重く、心強く感じている。今回、出馬する決断の大きな理由のひとつは、やはり多くの方々の静岡県のために何とか、静岡を新しい静岡に変えてもらいたいという思いを受け止めたからである。大変厳しい選挙だと思っている。時間もない。ただ静岡のために全力でしっかり勝利を勝ち取りたい。今、静岡全県下で新しい首長が誕生している。新しい首長ならびに今までの首長と、新しい静岡を作り上げる大きな仕事をぜひやりたいと思っている。どうかよろしくお願いします。(拍手)」
自民党は25日投開票の衆参3つの国政選挙で全敗。党本部では「静岡で仮に負けて4連敗となれば次の衆院選への影響も大きい」として岩井氏に推薦を出すことに慎重論が根強い状況です。
上川会長は連休明けにも二階幹事長に直接面会して、30日決まった党本部への推薦願に理解を求めたい考えです。
県連幹事長は…
自民党静岡県連 中沢幹事長(30日午前11時半すぎ)
Q.党本部推薦に関してだが、現時点で党本部の推薦は取れそうなのか?
A.私は取れると信じている
Q.もし万が一取れなかった場合には、県連単独で戦うことになる?
A.仮定の話は今するべきではないと思っているので、それに答えることは控える。
現職の川勝氏もすでに出馬表明
6月3日告示、20日投票の静岡県知事選挙には、現職の川勝平太氏(72)が、4期目を目指して無所属で立候補することをすでに表明しています。川勝氏に対しては、労働組合組織・連合静岡が推薦を出していて、野党の立憲民主党や国民民主党が支援する方針です。
根方ゆき乃記者:「連休明けに党本部に推薦願を提出するとしている自民党県連。党本部の支援が得られるかどうかというのが、今後の焦点となります」