5月3日から始まったGWの風物詩「浜松まつり」。去年は新型コロナの影響で中止となり、2年ぶりの開催です。しかし、コロナ禍でおよそ4割の町が不参加。各町内対抗の糸切り合戦や練りも中止されました。

初日の参加者はおととしの1%以下

画像1: 初日の参加者はおととしの1%以下
画像2: 初日の参加者はおととしの1%以下

 まつり組織委員会によると、初日の凧揚げ会場の参加者は2200人で、おととしの1%以下と激減しました。

ひと際目を引く青色の凧が…

北川彩アナウンサー:「様々な凧が空に上がっていますが、それぞれの凧には町内独自の画が描かれているんです」

 町内独自の模様が描かれた数々の凧の中、ひと際目を引く青色の凧がー

画像1: ひと際目を引く青色の凧が…

上西すみたや10代目 大隅文吾さん:「医療従事者に感謝を届ける機会ってなかなかないので、これは特別に今年作った凧」

 コロナ禍の最前線で戦う医療従事者に向けられた凧なのです。

画像2: ひと際目を引く青色の凧が…

 例年こちらの町では赤と紺の凧を揚げていますが、今年は青に変え医療従事者に感謝の気持ちを込めました。

 この凧を制作したのは東区上西町の大隅文吾さん。200年以上にわたって凧の制作を手掛ける「上西すみたや」の10代目です。

 2年ぶりとなる凧揚げに大隅さんも感慨深い様子です。

上西すみたや10代目 大隅文吾さん:「去年開催できなったときも、5月3日にこの場に僕はきて、本当に涙が出るくらい悔しい光景で…」

 去年は、活気にあふれる浜松まつりとは程遠い、なにもない光景が広がっていたといいます。

祭り用品手掛ける企業に深刻な影響

画像1: 祭り用品手掛ける企業に深刻な影響

 今年はなんとか開催されましたが、手放しには喜べない事情もあるといいます。

上西すみたや10代目 大隅文吾さん:「いつもだったら浜松まつりが開催されると、糸切り合戦や初子のお祝いで凧を揚げたりするが、それができないので、初凧の注文が激減してしまって」

 去年の祭り中止と今年の規模縮小は祭り用品を手掛ける企業に、深刻な影響を与えていました。例年、凧の注文は300枚ほどあるそうですが、今年は20枚以下に。10分の1にも届きません。さらに、今年余った凧も数多くあるため、来年も厳しい経営状態は続くといいます。

画像2: 祭り用品手掛ける企業に深刻な影響

 そんな中、「すみたや」を少しでも助けたいと動いた町内から、医療従事者に感謝を込めた青い凧の注文があったのです。

上西すみたや10代目 大隅文吾さん:「うちの助けになればと決めてくれたものなので、そこでどうせ作るなら何か違った意味の凧もつくったらどうだという話が出て、今回水色の凧になった」

 様々な思いが込められた凧に、同じ町内の人は…

上西組 池田昌利組長:「医療従事者本当に今大変な時期だと思うが、是非こういう凧をやりたいとみんなで話をまとめて挑んだ。みんなの協力でうまく揚がったこと、本当にみんなに感謝です」

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