予算削減しても市の負担増か 数回の否決で「時間切れ」…国の交付金で受けられず 静岡・伊豆の国市の「大河ドラマ館」

 議会で複数回否決されていた静岡県伊豆の国市の「大河ドラマ館」関連予算は、当初予算案から2億円余り削減して可決されました。

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 来年放送されるNHKの大河ドラマは、伊豆の国市が舞台の一つで、市は「大河ドラマ館」の設置を目指しています。市は当初予算案に関連事業費3億3500万円を盛り込みましたが、事業規模をめぐり議会が反発。5月の臨時会に提出された2億円を削減した補正予算案も、否決されていました(5月の補正予算案  関連事業費1億3500万円、うち国の交付金4800万円)。

 そして、29日、追加補正額を8700万円とする補正予算案がようやく可決しました(今年度の関連事業予算1億800万円)。ただ、議決がずれ込んだことで国の交付金は受けられず、5月提出された補正予算案と比べると、市の負担額は増える見込みとなりました。