「不明者が増える可能性もある」 土石流災害で20人が安否不明…捜索続く 静岡・熱海市

 静岡県熱海市で3日発生した土石流で、これまでに2人の死亡が確認され、流された家屋などから男女10人が救助されています。また、このほかにも行方不明者が20人程度いることが新たに分かりました。

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「不明者が増える可能性もある」 土石流災害で捜索続く 静岡・熱海市

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斉藤慎一朗記者:「規制線の奥に土石流が流れた現場があるが自衛隊や警察官が集まり捜索の準備を進めている」

 土石流の発生から一夜明け、現場では午前6時から行方不明者の捜索が再開されています。熱海市によりますと、3日午前10時半ごろ、伊豆山地区で発生した土石流では、少なくとも130棟の家屋や車などが巻き込まれました。

 これまでに土砂が流れた先にある伊豆山港では女性2人の死亡が確認されています。また、土石流に巻き込まれた家屋などから男性6人、女性4人が救助され、このうち1人がけがをしています。

●熱海市長会見
Q.(安否不明者)が増える可能性は?

A.「1人住まいの方など、私の想像だが(安否不明者が)増える可能性はあると思っている」

 けさ会見を開いた熱海市の斉藤栄市長は、避難者の名簿などを調べたところ、これまでの死者と救助者以外にも行方が分からない人が20人程度いることを明らかにしました。引き続き、警察などが不明者の捜索を続けています。