新たに9人救助も…「リストに載っていない」 行方不明者約20人は変わらず 静岡・熱海市の土石流災害

 行方不明者の捜索活動が続く静岡県熱海市の土石流の現場では、4日、新たに9人が救出されました。依然として、およそ20人の安否がわかっていません。

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  徳丸徹カメラマン:「午前9時半ごろです。ビルにいた男性でしょうか、警察によって救助された模様です」

 3日、土石流が発生した熱海市の現場では、時折雨も降っていて、更なる崩落の危険性があることから、何度も中断しながら慎重に捜索活動が行われています。

 熱海市によりますと、3日午前10時半ごろ、伊豆山地区で発生した土石流では、少なくとも130軒の家屋が巻き込まれました。これまでに土砂が流れた先にある伊豆山港では女性2人の死亡が確認されています。熱海市は、先ほど4回目の災害対策本部会議を開き、4日、新たに9人を救助したと発表しました。そのうち1人は重傷です。

熱海市 斉藤栄市長:「本日新たに9人を救出した。1名が女性で重傷。8名は男性4名、女性4名ですが、無傷。この9名はリストにない方々。そういう意味では20名という数字が変わる可能性がある」

 これで、男性10人、女性9人の合わせて19人が救助されました。ただ、行方不明となっている約20人には含まれておらず、依然としておよそ20人の安否がわかっていません。

 県もこのあと災害対策本部会議を開き、午後4時半からは知事が臨時会見を開く予定です。