静岡県東伊豆町にあるホテルに1人の外国人男性が避難していました。2015年に来日した中国人男性です。

 男性は、これから熱海で民宿を始めようと、先月25日に家を購入したばかりでしたが、今回、土石流によってその家が流されてしまったのです。

男性
「土石流が起きた翌日、初めて自分の家が流されたと知った。まさかこんな状況になるなんて一切思わなかった」

 土石流が発生した当日、男性は買い物に出かけるため家を出ていました。その後、ニュースなどで自分の家が流されたことを知ったといいます。

男性
「報道番組の写真をみたら自分の家がそこだと分かった」

 赤い屋根の左。ちょっと低い屋根があるが、それが私の家。低い屋根の左に実はもう一つ家があったがそこも自宅だった。この写真を見た時にもう終わりだと思った。

画像1: 流されたのは民宿始めようと購入したばかりの家 住民票移す前で…市は「対応が難しい」 静岡・熱海市の土石流災害

 こちらは土石流が起きる前の男性の家の写真。現在は、家の前の土砂が流され、家が半壊している様子がわかります。

画像2: 流されたのは民宿始めようと購入したばかりの家 住民票移す前で…市は「対応が難しい」 静岡・熱海市の土石流災害

男性
「全ての家具、会社経営の書類、個人関係のすべての書類が全部流された。現金も印鑑も免許も全て流された」

 残ったものは買い物に行くときに身に着けていた財布と携帯、そして流されてしまった家の鍵だけ。

 その他には着ている服以外何も残っていません。

 そんな男性の現状を知った、避難しているホテルのオーナーは、同じ外国人として最低限安心できるようにと、衣食住を支援してくれたといいます。

住民票を移す前の災害で…

 ただ、男性が一番心配しているのは、これからの生活について。熱海市役所にも相談に行きましたが…。

男性
「熱海市は自分に助けを提供できませんと言われた」

 もともと東京にいた男性は、まだ住民票を熱海に移していなかったため、熱海市では対応が難しいと言われてしまったと話します。

男性
「今はだれも向き合ってくれないから、向き合ってくれる人が欲しい。市役所の対応はたしかに残念。でもこの熱海が好きだから、これからも熱海でまた立ち上がりたい」

This article is a sponsored article by
''.