『有観客』の静岡県での自転車ロードレース 沿道には観客がずらり

 静岡県内で観客を入れて開催されているオリンピック自転車競技。きょう28日、富士スピードウェイとその周辺で開催されたのは、自転車ロードの個人タイムトライアル。

 タイムトライアルはロードレースとは異なり、全員ではなく1人ずつ走るのが特徴。90秒の間隔をあけてスタートし、1周22.1キロのコースを女子は1周、男子は2周し、そのタイムを競います。

「大声出している人はいないが、盛り上がりに欠ける」

高橋諒記者:「今、自転車競技ロードレースが行われていますが、会場付近の沿道には人が集まっています。マスクをつけ、ソーシャルディスタンスをとるなど感染対策が取られています」

 28日午前中に行われた女子のレース。静岡県などは沿道での観戦自粛を呼びかけていますが、コースには応援に訪れた人の姿が。平日ということもあり、混雑とまではいかず、密を避けての観戦となっていました。

画像: 「大声出している人はいないが、盛り上がりに欠ける」

東京からの観客
「海外の有名選手を間近で見られてよかった。私は幸いワクチンを2回打った後なので、さらに有観客で参加できる唯一の機会が当たっているので、楽しみたいと思い来ました」

東京からの観客
「こういう機会はなかなかないので、せっかくの機会なら楽しみたいという気持ちでいるけれど、難しいところ。そんなに大声を出している方はいない。良いんですけど、ある意味盛り上がりに欠けるというか、そういうところも感じた」

沿道にはずらりと観客が

 一方、午後から行われた男子のレースでは…。

高橋諒記者:「今、男子のタイムトライアルがスタートしました。沿道には大勢の人が集まっていて、中にはイスを持ち込んで座っている方も見受けられます」

画像: 沿道にはずらりと観客が

 大勢の観客が沿道にずらりと並んでいます。密の状態が避けられない中、多くの人がマスク着用を徹底し、声を出さずに応援しました。コロナ禍で行われた有観客のオリンピック自転車競技。
一人一人の感染対策が問われています。