御殿場市の公立中学校に通っていた男子生徒がいじめを受け、その際の学校側の対応が不適切だったとして、慰謝料などを求める訴訟を起こしました。男子生徒の母親が提訴に至った心境を話しました。
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静岡・御殿場市の公立中学に通っていた男子生徒が、いじめ訴訟

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男子生徒の母親:「1回は終わりにしようと、穏やかに過ごしていこうと思ったんですけど、あまりにもひどい対応が納得いかないし、この事実が封印されることが、すごく悲しく感じたので」

 こう話すのは、おととしまで御殿場市立中学校に通っていた男子生徒の母親です。

男子生徒の母親:「子どもと話をして、僕みたいに辛い思いをする人が増えないように、裁判という形でやろうと提訴することに」

【きょう 訴訟へ】

原川朋華 記者「男子生徒の代理人が、裁判所に入っていきました」

正午前、男子生徒の代理人の弁護士が地裁沼津支部に入り、御殿場市を相手に慰謝料などを請求する訴えを起こしました。

杉山裕紀 弁護士:「御殿場市または学校は、本件生徒に対するいじめを認識したにも関わらず、適切な措置を行わず安全配慮義務に違反した」

訴状などによりますと、当時中学1年だった男子生徒は、2018年6月、同級生に学校の外階段から突き落とされケガをしました。その後、男子生徒も母親も対応を求めましたが、学校も教育委員会も「いじめ」として取り扱わなかったといいます。
このため学校や教育委員会が適切な措置を行わず、安全配慮に欠いていたと主張。御殿場市に、慰謝料など605万円の損害賠償を求めています。
また会見では、男子生徒が階段から突き落とされケガをした後の対応が明らかに…。
同級生はいったんは事実を認めていたものの、その後否認。さらに、目撃した別の生徒の「自分で勝手に落ちたんじゃないですか」という話などから、学校側は男子生徒の話を信用なかったと主張しました。

杉山裕紀 弁護士:「担任教諭は母親に対し、生徒が小学生の時に特別支援クラスに在籍していたことから「通常クラスの方が信用性がある」と発言しました」

この時の対応について母親は…。

男子生徒の母親:「子供のことを信用してもらえていなかった。子供はまたかって。また信じてくれなかったって、落ち込んでいる上に落ち込みが来て」

男子生徒は、その後もインターネットのアカウントを勝手に使用されるなどしたため不登校になり、医師はうつ状態と診断。中学2年生の時に転校しました。現在は県東部の高校に通っています。

男子生徒の母親:「いまは被害者と加害者の心のケアを学校にやってもらいたいという気持ち。教育委員会には子どものことを最優先してほしい」

一方、御殿場市教育委員会は、まだ訴状を受け取っていないとしたうえで「訴状が届き次第、丁寧に対応させていただきたい」としています。

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