静岡県危機管理部 杉山隆通危機報道官(24日):「国の感染状況区分ですと、ステージ2に相当するレベルになります。1カ月前に1週間あたりの10万人あたりの新規感染者数が100人を超えていましたし、病床占有率も70%を超えていたことを考えますと、この緊急事態宣言が発令されていたとはいえ、想定以上のペースで減少しているものと評価しています」

ステージ4の基準にあるのは「入院率」だけ

画像: ステージ4の基準にあるのは「入院率」だけ

 インド由来のデルタ株によってもたらされた静岡県内での感染の急拡大は先月下旬以降、一転して急激な減少傾向となっています。  静岡県内の人口10万人あたりの感染者数はきのう時点で7.5人まで減少していて、病床使用率は13.3%、重症用では14.5%となっています。いずれもステージ3の基準を下回っていて、感染状況を表す7つの指標のうち、ステージ4の基準にあるのは入院率のみです。

静岡県健康福祉部 後藤幹生参事(24日)
Q.病床にゆとりがあるのに、入院率が低いのはどうみたらいいのか?

A.「医師の判断で入院の適用にないと考えているんだと思います。医療資源は限られているので、入院する必要があると医師が判断しなければ、自宅か宿泊療養になります。ステージを下げるために、入院させるということは普通考えないと思います」

 県は独自の6段階の警戒レベルを最も高いレベル6から先月5日以来、およそ1カ月半ぶりにレベル5に引き下げました。

10万人あたりの感染者数が27.5人の菊川市は…

画像: 10万人あたりの感染者数が27.5人の菊川市は…

 しかし、新規感染者がいぜんとしてステージ4の自治体もあります。26日時点で人口10万人あたりの感染者数が27.5人の菊川市です。

静岡県健康福祉部 後藤幹生参事(24日)
「その地域の工場のクラスターの影響とか、あと、ある程度、コミュニティーといいますか、ご友人の集まり等で感染が広がっているということも聞いていますので」

 菊川市に隣接する牧之原市では、大手自動車メーカー・スズキの相良工場で100人を超えるクラスターが発生。周辺の市や町の感染者数を押し上げているとみられます。

菊川市民 30代
Q.いま菊川市だけ感染者の数が下がっていないがどう思う?

A.「なんで人口の割に(感染者の)人数が多いなと思うので、どこで広がっているかわからない、いまいち、それも知らされないので。スズキだけという話ではないと思う」

菊川市民 70代
「(宣言を)解除したらまたすぐ増える可能性もあると思う。なので、もうちょっと、まん延防止とかそういう風にした方がいいんじゃないかと思う」

県担当者「緊急事態宣言は解除になる可能性が高い」

 こうした中、政府は静岡県を含む19の都道府県に出している緊急事態宣言について、今月30日ですべて解除する方向で調整していることがわかりました。政府内ではまん延防止等重点措置への移行は必要ないという見方が大勢で、自治体の意向を踏まえて最終判断します。  先月20日から始まった静岡県への緊急事態宣言は解除されるのでしょうか。

静岡県危機管理部 杉山隆通危機報道官(24日):「現状の改善状況がこのまま来週まで継続されれば、解除になる可能性が高いものと予想しております。現状の数字だけを見れば、実質的にはステージ2に下がっていますので、まん延防止になるかどうか、微妙な判断だと思います」

2回目のワクチン接種…川根本町82.0%、御殿場市の35.8%

画像: 2回目のワクチン接種…川根本町82.0%、御殿場市の35.8%

 一方、唯一の出口戦略とも言われるワクチン接種をめぐり、県は初めて、県内の市町別の接種率のデータを公表しました。  すべての年代を対象にした2回目の接種率をみると、最も高かったのは川根本町の82.0%、最も低かったのは御殿場市の35.8%で、50ポイント近い差がありました。(23日時点)

 ワースト1位となったことに御殿場市の担当者は―

御殿場市の担当者
「御殿場市では今月18日から集団・個別接種会場ともに人手を増やして接種ペースを上げ始めました。23日時点では、まだそれが反映されていないのかもしれません。国のワクチン接種記録システムへの入力を毎週月曜にまとめて行っていることも影響したとみられ、現在では他の市や町と遜色ないペースで接種できていると考えています」

 県によると、現在県内では1日に3万回から4万回の接種が行われているといいます。

静岡県健康福祉部 後藤幹生参事 :「ワクチン接種者が増えれば、増えるほど、やはり、感染者が減ってくるという状況がございます。ぜひ(接種率が)低い市町にお住まいの方は接種の検討をしっかりしていただきたいというふうに考えています」

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