11月までに行われる衆議院選挙。現職2人と元職の3つどもえの激戦が予想される静岡8区を取材しました。
画像: 静岡県庁

静岡県庁

塩谷立氏(自民)「コロナを乗り越え、新しい時代を作りたい」

画像: 街頭演説する塩谷立氏

街頭演説する塩谷立氏

 細田派のベテラン議員、衆議院静岡8区選出の塩谷立議員です。塩谷議員は25日土曜日、JR浜松駅前で街頭演説を行っていました。
塩谷氏 街頭演説
「是非、日本の総理、結果的には総理大臣を決める総裁選になりますので、大いに関心を持っていただきたい。岸田さんを私は推薦をしております」
 なぜ、岸田氏なのでしょうか…。

塩谷氏:「理由はですね、やはり安定感。それから党改革も含めて、彼の最初に菅総理が辞める前に発した言葉が、今回大きく流れを作ったと思うんです。だから、そういうことも実績もあげたし、と思って」
 塩谷氏が評価したのは、岸田氏が掲げた「役員任期を3年まで」とする党改革案です。これは5年にわたり幹事長を続ける二階幹事長を念頭に置いた露骨な「二階外し」とされ、 菅総理退陣につながる政局の流れを作りました。

画像: 塩谷立氏(自民)「コロナを乗り越え、新しい時代を作りたい」

 政調会長だった岸田氏と同時期に党4役を務めた塩谷議員。今回、岸田氏の「変化」と「覚悟」を感じたといいます。

Q.普段の岸田さんはどんな人?

塩谷氏:「ざっくばらんな人で、冷静沈着っていうかな、そういうところがあります。半面、もうちょっと積極的になんか意見もあると思うんだよ。この1年でだいぶ変わったと思う。それが今回は支持できるということですね」

 そして、新総裁の下で、すぐにやって来るのが衆院選です。静岡8区は浜松市の中心部を抱える県内随一の都市型選挙区で、無党派層が多く、そのときの政治状況や風に左右されやすい選挙区と言われています。

塩谷氏:「今回、というか毎回ですけど、常に新しい課題が出ていますから。今回、特にコロナという大変な大きな転換期迎えているので、何としてでもこれを乗り越えて、新しい時代を作って行きたい」

源馬謙太郎氏(立民)「具体的な訴えができる」

画像: 現場の声を聞く源馬謙太郎氏

現場の声を聞く源馬謙太郎氏

源馬氏と酒店やりとり
源馬氏:「酒屋さんとかね、卸の関係の人たち補償ちゃんとすべきだって」
酒屋さん:「飲食店にはそういう手当があるのに、酒屋にはもう一律10万、企業20万って。この差はなんだろうか」

 浜松市の酒店で、コロナ禍で苦しむ現場の声を聞いていたのは、立憲民主党の源馬謙太郎議員です。

源馬氏と酒店やりとり
酒屋さん:「家庭用にやっているところならいいんですけど、うちみたいに業務用でやっていると、本当に1割2割になっちゃっている」
源馬氏:「やっぱり減収した分を補償するという形にしないといけないと思うんですね」

画像: 源馬謙太郎氏(立民)「具体的な訴えができる」

 源馬議員は、これまで静岡8区で3回、塩谷議員に戦いを挑みましたが、いずれも敗北。前回は比例で復活当選しました。今回目指すのは4度目の正直、小選挙区での勝利です。

源馬氏:「特にこのコロナのあとは 私も1期やらしていただいたので、私たちはこういうことをやってきたと、政府の対応はこういうことだったと。やっぱりここ変えたほうがいいよねという、より具体的な訴えができるんじゃないかと」

 コロナ禍で打撃を受けた事業者や国民への手厚い支援を訴える源馬議員。そんな中、陣営が気をもむのが、風が吹きやすい静岡8区で、総裁選と新総理の誕生が、有権者にどのような影響を与えるかです。

源馬氏:「いくら総裁選で議論しても1円の予算も1本の法案も通りませんので。だったら、国会やって、今困っている人、私の知り合いもつい最近店たたみました。こういう人への支援も対策もやっぱりできたと思うんです。国会やっていれば。それを横目で見ながら、総裁選だけで盛り上がるというのは、私はそれやるなら国会も開いてくれというのは強く申し上げたい」

平賀高成氏(共産)「初めて野党の連合政権に王手をかける選挙」

画像1: 平賀高成氏(共産)「初めて野党の連合政権に王手をかける選挙」

 また、現在、共産党との三つ巴の選挙戦となる見通しの静岡8区。「野党共闘」の行方も情勢に大きな影響を与えそうです。

平賀氏 街頭
「4名の総裁選の候補者のみなさん 安倍政権、菅政権の9年間の中で誰もが大臣の経験者、いわば本当にひどい政治を中枢部分で支えてきた人たちばかりです。だれが総裁になっても自己責任追及、弱肉強食のこういうひどい政治を根本から正していくことができません」

 浜松市内の街頭演説で、自民党総裁選を厳しく批判していたのは、静岡8区から出馬予定の共産党・平賀高成元衆院議員です。共産党が今回の選挙で目指すのが、野党連合政権の樹立です。

平賀氏 街頭
「日本共産党は今月8日に立憲民主党、共産党そして社民党、れいわ新選組など野党4党でこの連合政権を作るという点で、6本の柱20項目で政策的な一致を勝ち取ることができました」

 ただ、野党4党は市民団体を介して政策協定は結んだものの、枝野代表は共産党の野党連合政権に否定的で、「共産党との連立政権は考えていない」という立場を崩していません。実際、この静岡8区では共産党と立憲民主党が競合しています。

画像2: 平賀高成氏(共産)「初めて野党の連合政権に王手をかける選挙」

平賀氏:「いま国会では野党共闘でやっているので、野党共闘でなんとか塩谷氏についても上回って勝利をつかみたい」

 平賀氏は、1996年の衆院選で静岡8区から出馬し比例で復活当選、衆議院議員を1期務めました。

Q.ご自身にとっては国政復帰の選挙ということもあるが今回の選挙への思いは?

平賀氏:「一番大きな問題は、初めて野党の連合政権に王手をかける選挙だと思っています。総裁選びではなくて、今こそ政権交代をやる必要があると思っています」

      (9月27日放送)

This article is a sponsored article by
''.