【衝突の映像】浜名湖ボート事故 現場は航路で釣り船などが集中 海上保安署「安全な速度で、周りの見張りを…」

浜名湖で11月13日に起きた小型船同士の衝突事故。改めて現場を取材すると、その危険性がみえてきました。

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浜名湖ボート衝突事故 現場は航路で釣り船などが集中 海上保安署「安全な速度で、周りの見張りを…」

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こちらは、先週土曜日、午前7時ごろ映像です。小型船同士か衝突する事故の瞬間を、情報カメラが捉えていました。画面真ん中下に映る小型船と、右側の橋をくぐってきたもう1隻が衝突。一方の船が転覆しているのが分かります。

この転覆した船に乗っていた50代の男女3人が海に転落し、うち男性2人は腰や左手首の骨を折る重傷。女性1人は首を打撲するなどの怪我をしました。現場は、広い浜名湖の中でも幅が狭くなっているところで、複数の橋がかかっています。

鈴木誠記者:「こちらは小型船同士が衝突した事故現場です。現場は漁船などが多く通行する場所で、事故発生当時は暗く見通しが悪かったとみられています」

現場付近でよく釣りをするという地元の人も、この事故現場には危険性があるといいます。
住民:「航路ですからね、やっぱり船があそこに集中するから。だいたい2人で乗ることが多いので、前の人がちゃんと、前の船見たり、横見たりしてやんなきゃいけないですね」

事故が発生した時間は午前7時前。時間帯として釣りをする船が多く、衝突した2隻も釣りが目的だったということです。

現場について御前崎海上保安署に話を聞きました。

御前崎海上保安署  
遠田吉広署長:「今回衝突事故が起きた場所は、浜名湖内のこの付近になります。河口幅が約150mの幅となっています。船が航行する上で交差するところでは船の行きあいがあるので場合によっては事故が起きる可能性もあります」

その上で、事故を防ぐには、安全な速度と、周りによく注意することが大切だと呼びかけています。

御前崎海上保安署  
遠田吉広署長:「小さな船でも船長には乗っている人、乗せているお客さんや自分の家族など命を守る義務があります。すぐに避けられるスピード、安全な速力で走っていただくと共にしっかり周りの見張りをして安全対策をとっていただきたい」