メガソーラー中止要求には法的根拠がない 事業者が確認求め静岡・伊東市を訴え 静岡地方裁判所

 静岡県伊東市に建設が計画されているメガソーラーを巡り、事業者側が市側の工事の中止要求に法的根拠がないことなどを確認するための訴えを起こしました。

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メガソーラー中止要求には法的根拠がない 事業者が確認求め静岡・伊東市を訴え 静岡地方裁判所

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 静岡地方裁判所に提訴したのは、伊豆メガソーラーパーク合同会社の代表らです。訴状などによりますと、事業者側はメガソーラー事業を行うにあたり、伊東市長の同意を受ける義務がないことと、事業を中止する義務がないことの確認を求めています。

 伊東市八幡野のメガソーラー建設工事を巡っては、事業者が求めた川に橋をかけるための占有許可を、市が条例を理由に出さなかったことから、去年5月、事業者側が訴えを起こし、裁判所が市の処分を取り消す判決を下しました。

 しかし、1年2カ月後の今年7月には市が再び、事業者の占有許可申請を地元住民の反対などを理由に却下しています。

 代理人弁護士は事業者側が数十億円もの先行投資をしていることを伊東市が知っていたにも関わらず、条例を何度も変更するなど事業者側の不利益に繋がる措置を取っていると指摘し、工事の遅れによる損害賠償などの訴えも早ければ年内にも起こす予定です。