片山真人アナウンサー:「たった今、紫色のラッピング列車の姿が見えてきました。正面にはエヴァンゲリオンの初号機の姿が確認できます。今、ゆっくりとスピードを落として駅の構内に入ってきます。実はここ、天竜二俣駅が今年公開された映画、エヴァンゲリオンの舞台となった場所の一つで、なんと、ファンの間で聖地と呼ばれているんです。さぁ到着しました、まさに初号機です。私も興奮しています」
画像: 片山真人アナウンサー

片山真人アナウンサー

画像: 駅名を「第3村」に変更!?…天竜二俣駅がエヴァンゲリオンの聖地に ファン「映画で見たそのままの景色。感動」 浜松市

 熱狂的なファンを持つアニメ、エヴァンゲリオン。少年や少女が大型の人型兵器「エヴァンゲリオン」に乗りこんで戦う物語で、今年3月に公開された映画、シン・エヴァンゲリオン劇場版は、興行収入100億円を突破する大ヒットとなりました。

映画のモデルが天竜二俣駅

 その作中に出てくるのが第3村という場所。舞台のモデルになったのがなんと浜松市にある天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅でした。

画像1: 映画のモデルが天竜二俣駅

 先週から始めたアニメとのコラボは、ラッピング列車にとどまらず、駅名も。

 目の前のバス停は天竜二俣駅ですが…、駅舎の名前は映画と同じ、第3村に変わっています。

天竜浜名湖鉄道 松井宜正社長:「かなりうれしかった。ここがモデル地の一つになるということ自体、大変光栄。私も作品を見て「あ!あそこだ」っていうことで大変感慨深い、うれしく思った」

画像2: 映画のモデルが天竜二俣駅

 シン・エヴァンゲリオンを作った、庵野秀明総監督。3年前には自らこの地に訪れ、視察を行いました。その後、「ここを作品のモデル地にしたい」と、オファーがあったそうです。

天竜浜名湖鉄道 松井宜正社長:「うちのところ、ご覧の通り、古い施設でございますので逆にそれがいい面なのかなということで、この古さを守っていきたい」

平日も多くのファンが

 平日のこの日、県外からも、エヴァンゲリオンのファンが、作品のモデル地を一目見ようと、第3村を訪れていました。

画像: 平日も多くのファンが

愛知県から30代
「再現されてるって聞いて、よし行こうって思って。ずーっと見ていたアニメというか好きなものだったので、それに触れられる機会があるのはすごく、ワクワクするというか楽しいな」

 実は今年の夏にも期間限定で、駅名を第3村としていましたが、緊急事態宣言も出ていたため、人出は多くありませんでした。そんな中、ラッピング列車と共に始まった今回は、まだ一週間ですが以前よりも多くの観光客が訪れているといいます。

天竜浜名湖鉄道 松井宜正社長
「鉄道ファンの方も、もちろんいるし。純粋なエヴァンゲリオンファンの方もいるので、お互いこの古い施設を堪能していただければ」

 大ヒットアニメが地域にもたらす、経済効果とは。さらに、駅舎以外にも、映画に登場した場所が!

アニメそっくりの場所が目の前に

片山アナ
「カメラを片手に、第3村、写真撮影に勤しんでいる方の姿が見られます。」

 列車の中にも、エヴァンゲリオンのラッピングが。

片山アナ
「私が大好きなキャラクターがこちら、式波・アスカ・ラングレーです」

 車内の至る所に、人気キャラクターのイラスト。さらに、天竜二俣駅がモデルとなった場面のイラストも、数多く展示されています。訪れているのは…

天竜浜名湖鉄道 松井宜正社長
「たまにお客さんとお話をする中では、結構県外の方がたくさん来てくれている」

 そんな見学客に人気なのはラッピング列車だけではありません。

「今みなさまに一番見ていただきたい文化財施設で、転車台をこれから車両基地に行ってご案内させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします」

 以前から天竜二俣駅で毎日開催している「転車台の見学ツアー」。映画が公開されてからは、特に参加者が多いといいます。その理由が…

片山アナ
「転車台ツアーまもなく、そのお目当ての転車台の所です。見えてきましたよ、見えてきました。まさに映画に出ていたエヴァンゲリオン第3村そのものですね」

 ツアーに参加しないと見ることのできない、この場所も、作品に登場した舞台のモデル地になっているんです。

片山アナ
「転車台、そしてこちらが扇方車庫。この扇方車庫もエヴァンゲリオン、第3村の中で非常に重要な建物として私も印象に残っています。あの大スクリーンで出た、あの姿が目の前に広がっているっていうのが非常に感慨深いですね」

 作品で描かれた場所が現実に存在する。そんな夢のような状況に、長年のファンからは喜びの声が聞こえました。

浜松市民30代
Q.どれくらい長い間ファン?

A.「学生のころからなので10~15年くらい(ファン)。映画で見たそのままの景色が見られてすごいビックリしたのと感動した。扇型の車庫もだし、転車台が動く場面もすごく印象に残っていたので、そこが一番感動したのと、中に入って色んな展示が見られたのが良かった。いろんな方が(浜松に)来て下さって観光という形でみんなで楽しく盛り上がっていけたら」

画像1: アニメそっくりの場所が目の前に
画像2: アニメそっくりの場所が目の前に

経済効果にも期待

画像: 経済効果にも期待

 駅舎の売店にはエヴァンゲリオンのグッズが、所狭しと並んでいます。ここでしか買えないグッズもあり、売り上げは上々だといいます。コロナ禍で乗客が3割ほど減ったという天竜浜名湖鉄道は、その経済効果にも期待しています。

天竜浜名湖鉄道 松井宜正社長
「少しコロナが10月以降落ち着いてきたので、ぜひ乗っていただいて、この地域の活性化につなげていくように一役お役に立てればなと考えている」

もう1カ所のアニメの聖地…沼津市

画像1: もう1カ所のアニメの聖地…沼津市

 アニメによる経済効果は県内の別の街でも。5年前には、沼津市を舞台としたアニメ、ラブライブ・サンシャインが話題に。そこから聖地巡礼として、実際にモデルとなった土地を訪れるファンが全国から集まりました。

 観光案内所の利用者は、その年、例年の7倍ほど、翌年には例年の10倍ほどに超えたといいます。

 浜松にもそんな恩恵が来るのでしょうか。

天竜浜名湖鉄道 松井宜正社長
「今、実は経済波及効果どのくらいあるのかというのを試算している。まだ具体的な数字は出ていないですけど、またいずれそういったものも、うちの存在意義につながると思うので資産効果を出していきたい」

Q.今後数字出てくると思うが億~数十億単位?

A.「そうなるんだろうと思っています。」

画像2: もう1カ所のアニメの聖地…沼津市

 新型コロナの影響で客足が減る中、人気アニメの聖地となり、賑わいが戻った天竜二俣駅。

 駅舎の表記やラッピング列車の運行は、来年1月末まで。そして、今後もエヴァンゲリオンに関連したスタンプラリーなどのイベントを増やしていくということです。

(11月27日放送)

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