コロナ禍で、密を避けた新しい趣味を始めた方もいるかもしれません。静岡県藤枝市では、使われていなかった農地をうまく活用し、未経験でも気軽に農業を始められる制度がスタートしています。

- YouTube

youtu.be

家族そろって初めての収穫作業

藤枝市に住む漆畑雄士さん(40)。この日は妻・静香さん(42)と4歳の娘・汐莉ちゃんと朝から市内のある場所へ向かいます。5分ほど車を走らせて到着したのは畑。藤枝市の制度を活用し去年11月から無料で借りています。

 この日は初めての収穫作業で、藤枝市の職員も様子も見に来ていました。

漆畑雄士さん:「こんなにうまく成長してもらえてありがたい」

藤枝市農業委員会
海老名正和会長:「そう思ってもらえると助かる」

 漆畑さんが借りたのは「遊休農地」。農地の所有者が管理や耕作をできなくなり、放置されてしまった土地です。もともとは枯れた草で覆われていましたが、今では地元の農家の協力もあり白菜やブロッコリーなど、およそ20種類の野菜を育てています。汐莉ちゃんも手袋を付けて、サニーレタスの収穫をお手伝い。

漆畑雄士さん:「せーの、よーし取れた。大きいの取れたね」

ゼロから農業エントリー制度 その背景には…

畑さんが利用した藤枝市の「ゼロから農業エントリー制度」は、借りたいエリアを申請して
承認されれば、市が希望に合った遊休農地を紹介してくれるというもの。農業経験の有無によって借りられる土地の広さの上限は異なりますが、未経験でも60平方メートル以下まで無料で借りることができ、ハードルの低さが特徴です。

 藤枝市の遊休農地は171ヘクタールに上り、制度によってその解消を狙いますが、市によりますと農家の後継者不足によって増加傾向にあるといいます。取材場所のすぐ隣にも…

Q:この後ろもそうですか?

藤枝市農業委員会
海老名正和会長:「見た通り、草だらけ。とにかく高齢化が進んでいるんです、藤枝市でも。 日に日に耕作放棄地が増 えている現状なので」

 この制度は去年5月にスタートし、これまでに16件の申請がありました。コロナ禍が続き、
市は密を避けた屋外での趣味として未経験者が新しく農業を始めることも歓迎しているといいます。行政と市民、互いのニーズがマッチし今後も広がりを見せそうです。

漆畑雄士さん:「農地の確保はなかなか難しいと思うので、そこをこういった制度で繋いでいただいて耕作を始められるのはありがたい」

妻・静香さん「密にならないのもいいと思うし、楽しく家族でできるのはうれしいこと」

This article is a sponsored article by
''.