「自分も死のうと思った…」 夫の行方は依然わからず 静岡・沼津市の女性変死事件
静岡県沼津市のマンションで65歳の女性が死亡しているのが見つかった事件で、現在行方が分かっていない女性の夫が知人に殺害をほのめかし、「自分も死のうと思った」と話していたことがわかりました。
白鳥衛記者:「きのう、閑静な住宅街にあるマンションから遺体が発見されました。事件から一夜明け、現在はブルーシートがかけられていて、中では鑑識作業が行われています」
きのう午後4時ごろ沼津市大岡のマンションの一室で、女性(65)が死亡しているのを通報を受け駆け付けた警察官が見つけました。警察によりますと、女性が発見されるおよそ1時間前、女性の夫(60代)が知人の女性に妻の殺害をほのめかす内容の電話をかけていました。
捜査関係者によりますと、夫はこの時この知人の女性に「自分も死のうと思った」と話していたということです。
女性と夫、双方を知る人は…。
女性を知る知人:「旦那さんが夕方になると買い物するから、ここ通って行くのを見るくらい。奥さんは4~5年くらい前からがんで具合悪くて、一生懸命助け合ってたね。2人の仲は?いいさ。仲いい。散歩するのも一緒だし。ほんといい人だったよ」
事件発覚から一夜明け、現場近くの小学校では児童の登下校に教職員や近所の人が見守りにあたりました。
日吉自治会スクールガード:「殺人事件って聞くとちょっと怖いですよね。犯人は逃げているみたいにネットで聞いていますけど、どういう行動をとるかわからないので」
夫は現在も見つかっておらず、警察は夫が何らかの事情を知っているとみて行方を探しています。