ウクライナ情勢の影響が「はちみつ」にまで 世界有数の産地も…種まきのシーズンを前に戦禍に直面

 ロシアによるウクライナ侵攻の影響は、身近なところにも…。

届いたばかりのウクライナ産ひまわりハチミツ

画像: 届いたばかりのウクライナ産ひまわりハチミツ

クインビーガーデン 近藤智美さん:「こちらが今年1月下旬にウクライナのオデッサ港を出港して、つい先日弊社の静岡の工場に届いたウクライナのひまわりハチミツになります」

 こちらは静岡市清水区にある創業90年の老舗はちみつメーカー。世界各国から原料を輸入し、去年からウクライナ産のはちみつも扱っています。今年の分は3月29日に清水区の工場に届いたばかりだそうです。

戦禍を逃れ…

クインビーガーデン 近藤智美さん:「長い船旅で本当に戦争が始まるかどうかギリギリのタイミングで出してもらって、戦禍を逃れてきたはちみつになります。本当に素晴らしい原料なので、継続的に取引をしたいと思っていたが、さすがに花が咲かないことには、はちみつが採れないので、これから確保できるのか、弊社としては不安」

画像: 戦禍を逃れ…

 実は、ウクライナは世界有数のはちみつの産地。およそ1万3000軒の養蜂家がいるとされ、一面に広がるひまわり畑は、ウクライナを象徴する風景のひとつです。ウクライナ産のはちみつ、その特徴は、この美しい黄金色。様々な料理に合う万能さが人気で取引先からの問い合わせも多いといいます。

これから種まきのシーズンだが…来年への影響も懸念

画像: これから種まきのシーズンだが…来年への影響も懸念

北川彩アナウンサー:「わたしもウクライナ産のはちみつをいただきたいと思います。まずはこの色ですよね。光り輝いています。ではいただきます。まずさわやかな香りが広がります。そして、まろやかで優しい甘みを感じますね」

 欧米での需要の高まりや別の産地での不作などが影響し、世界的にウクライナ産の需要が高まっていましたが、ロシアの侵攻によって日本への輸入も先行きが見えない状況です。

 はちみつを生産していた主要都市の一つが首都キーウ(キエフ)。まさにこれから種まきのシーズンでしたが、戦禍に直面しています。

クインビーガーデン代表取締役 小田忠信さん:「今年は当然、4月に種をまけない。来年もたぶん想像してみると、片づいていない状況だと思う。私たちはウクライナ養蜂協会が正常に機能して、生き生きとハチの仲間として頑張って養蜂を楽しむといいますか、生産することが、とりあえず最初のゴールだと思っている」