静岡県熱海市の伊豆山地区に引っ越したばかりで、土石流被害に遭った中国人の男性がいます。新たな目標を胸に熱海の地で再び。前に進む1年を取材しました。
画像: 購入して1週間の家が土砂に埋もれ 中国人青年の土石流災害からの1年…「熱海をふるさととして頑張りたい」 静岡・熱海市 youtu.be

購入して1週間の家が土砂に埋もれ 中国人青年の土石流災害からの1年…「熱海をふるさととして頑張りたい」 静岡・熱海市

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発災10分前に買い物に出かけ九死に一生…自宅は土砂に埋め尽くされ

徐浩予さん:「家はあの3棟の真ん中の赤い屋根の左です。今はこういう状態です。家です、買った一週間後、被災しました」

画像: 発災10分前に買い物に出かけ九死に一生…自宅は土砂に埋め尽くされ

 徐浩予さん(29)。2015年、日本の文化を学ぶために中国から来日。翌年には、東京で化粧品販売の仕事をはじめ、軌道に乗っていました。

 そして去年5月、友人と旅行で熱海を訪れ、その景色に惚れこみ、伊豆山地区に引っ越しました。

 民宿を始めようと1000万円で購入した一軒家。土砂で埋め尽くされました。

徐浩予さん:「去年の7月3日。私、10時20分ぐらいに家から出て、コンビニに行きました。10分後、土石流が起きました。ちょうど命は大丈夫でした」

 手元に残ったのは、財布と携帯、それに家の鍵だけでした。

中国人の友人に支援呼びかけ

 発災から2か月。熱海市役所。

 徐さんが運んでいたのは、食料やマスクなどの支援物資。発災後、SNSを通じて国内にいる中国人の友人に呼びかけ集まりました。

画像: 中国人の友人に支援呼びかけ

徐浩予さん:「みんな大変だと思って支援しました。これからも在日中国人は一生懸命、熱海市での日中友好のために頑張ります」

徐浩予さん:「土石流前は日本語が全然できなくて、日本人の知り合いもいなくて、土石流の後は日本語がどんどん出来ました。支援活動とか、みんなのために活動したりとか。土石流の前は全然考えていなかったです」

去年10月 市営住宅に入居

画像: 去年10月 市営住宅に入居

 3カ月の避難生活の末、熱海市内の市営住宅に入居したのは去年の10月。

「いただきます」
「お味はどうですか」
「いいと思います。」

徐浩予さん:「いま普通の生活に戻りました。でもこれから、頑張りましょう」

 取り戻しつつある日常。先を見据えていました。

徐浩予さん:「また民宿したいです。新しい家を探して、今の状態は、一軒家はちょっと難しいと思います。多分、マンションとか、一生懸命頑張って買いたいです」

今年4月 熱海市内の住宅を購入

 4月、知り合いからの紹介で熱海市内の住宅を購入しました。

「多分ここは、大きな絵をかけて」

 8畳と6畳の和室が2部屋。一度途絶えた夢をもう一度。

徐さんが窓をあけ…
「美しいですね」

 庭から望む海。夏には、風物詩である花火も楽しめます。

画像: 今年4月 熱海市内の住宅を購入

 しかし、築年数が古く、すぐオープンとはいきません。

徐浩予さん:「この建物は古いので、色々新しいリフォームが必要なので。ここのリフォームは、伊豆山のリフォーム会社に頼みたいです。同じ被災者の会社なので。一緒に頑張りたいと思います」

「例えば日本文化や熱海のことが好きなお客さんが来てほしいです」

 来日し、熱海に惚れ込み移住。そして被災…。それでも、ここから熱海の魅力を世界中に発信するつもりです。

徐浩予さん:「(土石流災害で)すごく私の人生変わりました。また、頑張りたい。私たち強いという気持ち伝えたいです。私たち被災者や熱海や強い勇気持ってます、という気持ちですよね。ここは私の人生変更のところなので。わたし2回目、人生の。ふるさとだと思います。なので、ふるさととして、頑張りたいと思います」

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