静岡市の担当者:「県内で初めてオミクロン株のBA.5による陽性者が確認されました。市中感染の可能性が高いと考えられます」
画像1: 【新型コロナ】静岡県初のBA.5…感染しやすくなる可能性も ゲノム解析の現場は 静岡市

 先週、県内での初確認が発表されたオミクロン株の新しい系統、「BA.5」。感染が判明したのは市内の医療機関を受診した成人女性で、軽症だということです。

 ウイルスの解析を行っている静岡市環境保健研究所。ここで県内初のBA.5が検出されました。

画像2: 【新型コロナ】静岡県初のBA.5…感染しやすくなる可能性も ゲノム解析の現場は 静岡市

静岡市環境保健研究所 榎原広里さん:「通常の新型コロナウイルスの検査の依頼として、保健所から検体が搬入されまして、検査したところ、新型コロナウイルス陽性が出まして、ゲノム解析を行ったところ、BA.5という結果が得られました」

1日24人分の検体を3日で解析…「次世代シーケンサー」

画像1: 1日24人分の検体を3日で解析…「次世代シーケンサー」

 こちらの研究所では、主に静岡市保健所の依頼で検体のゲノム解析を行っています。使用するのは「次世代シーケンサー」という機械。1日最大24人分の検体を3日ほどで解析できるそうです。今回発見されたBA.5の検体をこの機械で調べたところ、遺伝子の配列にこれまでのBA.1やBA.2にはない変異が見つかったといいます。

静岡市環境保健研究所 榎原広里さん:「こちらを見ていただいてわかるように4つの検体が並んでいて、上からBA.2、2番目もBA.2、3番目がBA.2で、4番目がBA.5という判定になっていて、特に注意していきたいのが、この変異箇所ですね。L452Rという変異箇所なんですけど、今までのBA.1とかBA.2のオミクロン株には入っていない変異箇所が特徴になっている。L452Rという変異があることで、免疫逃避(=抗体が効かなくなること)が強まる可能性が示唆されている」

画像2: 1日24人分の検体を3日で解析…「次世代シーケンサー」

 免疫逃避とは、ウイルスが過去の感染やワクチン接種で得られた抗体を回避すること。そのため、感染しやすくなる可能性があるといいます。

3カ月くらいで置き換わりか

 WHO=世界保健機関のレポートによれば、既存のオミクロン株とBA.5を比較して重症化リスクに大きな違いはありませんが、一部の国や地域ではBA.2からの置き換わりが進んでいます。

 次々と変異を続ける新型コロナウイルス。こちらの研究所では5月上旬にはBA.1が検出されなくなり、全てBA.2となりました。今後BA.5への置き換わりは進むのでしょうか。

静岡市環境保健研究所 榎原広里さん
「今BA.5がよく見られているのが、南アフリカとかになるんですけれども、今年1月2月にBA.5だけじゃなくて、同じようにL452Rに変異が見られるBA.4と合わせて、先月末ぐらいの時点で8割ぐらいはBA.4とBA.5に置き変わっているような状況です。置き換わっている国があるので国内でもちょっと注意していく必要があるということですね」

静岡県の後藤参事は―

静岡県健康福祉部 後藤幹生参事
「BA.2に関しては、だいたいこのあたり2月下旬から5月下旬までかけて、100%に3カ月で達していますので、BA.5、BA.4も3カ月ぐらいで置き換わる可能性が今後推定されると考えています」

(6月30日放送)

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