「議論をするに値しない…」 大井川の水問題 JR東海の対策案に静岡県のリニア専門部会がバッサリ

リニア中央新幹線工事の大井川の水問題に関する静岡県の専門部会が開かれ、JR東海が示した湧水を戻す2つの案について「データが十分でない」などという指摘が相次ぎました。

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「議論をするに値しない…」 大井川の水問題 JR東海の対策案に静岡県のリニア専門部会がバッサリ

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 20日午前、県庁で開かれた8回目となる地質構造・水専門部会。リニアのトンネル工事に伴う水問題をめぐっては、大井川の流量を維持するため工事で県外へ出た水の全量を戻す方針で
県とJR東海が一致していて、4月の専門部会ではJR東海から2つの対策案が示されていました。きょう20日の協議でJR東海は、田代ダムの取水を制限して大井川に還元する案について、河川流量と大井川に還元できる水量の検討結果を示しました。
 しかし委員などからは、データが冬場の渇水期を考慮しておらず、東京電力との水の利権における法律上の課題もクリアしていないとして、「議論をするに値しない」との指摘が相次ぎました。

 一方、7月にJRが県民向けに作成した大井川の水資源に関する取り組みをまとめたパンフレットについて、県や委員から「科学的根拠がなく、内容について不適切」との声が多く上がりました。JRは今後、今回の意見なども踏まえ内容を更新する方針です。

静岡県
難波喬司 理事:「(JRが示す案は)利害関係者との調整をしっかりやらないと議論に乗せられない案件。きょうの中身ではそのあたりの検討が不十分だったのでこういう結果になった。それは非常に残念」

JR東海 中央新幹線推進本部
澤田尚夫副本部長:「いろいろな質問があったり宿題や課題があったので次回以降お答えできるようにしていきたい」