静岡県警が規格外の電動アシスト自転車を使用しないよう呼びかけ 静岡市ではひき逃げ事件も発生・・・
4月に静岡市で発生した規格外の電動アシスト自転車によるひき逃げ事件。警察は、逮捕された男が乗っていた自転車を公開し、規格外の自転車を使用しないよう呼びかけました。
こちらが公開された規格外の電動アシスト自転車。ペダルを少し回すとスイッチが入り、高速でタイヤが回転する仕組みになっています。
多々良公佑警部補「これで進みなさいとなるので勝手に動いちゃうんです ペダルをゆっくりしようが速くしようが大して変わらないです」
静岡市清水区の会社員の男(35)は4月、駿河区の歩道をこの規格外の自転車で走り、前を走っていた自転車に衝突。衝突された自転車に乗っていた会社員の男性(34)に全治2カ月のけがを負わせ、逃走したとして逮捕・起訴されています。
県警は先週、規格外の電動アシスト自転車が重大な事故につながりかねないとして注意喚起のため報道陣に自転車を公開しました。道路交通法で定められた電動アシスト自転車の補助速度は時速24キロまで。しかし、男が乗っていた自転車の補助速度は最高で時速40キロから50キロでした。
警察によりますと、自転車は中国製で、男はインターネット上のサイトから購入したということです。今月19日、静岡地裁で開かれた裁判で男は「スピードが出て おかしいと思い調べたら 基準を超えていることが分かったが楽だから乗り続けていた」と話しました。重大な事故にもつながりかねない違法な電動アシスト自転車。
多々良公佑警部補「海外のものだと日本の規格に合わない自転車があるので、やはり日本の規格に合った、認定を受けたものを購入して安全に乗ってほしい」