警報機のアラーム音が鳴っていなかった… スズキ本社食堂の厨房内で一酸化炭素中毒 浜松市

浜松市の自動車メーカー・スズキの社員食堂で23日、14人が体調不良を訴え一部が一酸化炭素中毒と診断された事故で、当時異常を知らせる警報機のアラーム音が鳴っていなかったことがわかりました。

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警報機のアラーム音が鳴っていなかった… スズキ本社食堂の厨房内で一酸化炭素中毒 浜松市

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 23日午後浜松市南区のスズキ本社の食堂で、厨房内の洗浄室やその近くにいた20代から70代の調理スタッフの男女14人が体調不良を訴え、一部が一酸化炭素中毒と診断されました。消防によりますと事故が起きた際、洗浄室付近ではガス漏れなど異常を知らせる警報機のアラーム音が鳴っていなかったことが分かりました。
 現場近くにいた従業員からもアラーム音を聞いたという報告がはなく、駆け付けた消防隊員らも聞いていないということです。

 また消防が現場に到着した際、洗浄室からは一酸化炭素が検出されましたが、その後洗浄室内にある換気設備の稼働を確認し一酸化炭素が検出されなくなったということです。事故当時、換気設備が正常に稼働していたかどうかはわかっていません。
 厨房に設置されていた警報機が一酸化炭素の検出に対応しておらず、異常に気付くのが遅くなった可能性もあり警察や消防などが詳しく調べています。