新型コロナ今後の静岡県内の感染状況は?第8波は?専門家に聞く

静岡県内の新規感染者は11月に入り、緩やかな増加傾向が続いています。また、23日水曜日には、およそ2ヵ月ぶりの3000人超えとなりました。こうした状況について専門家は。

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新型コロナ今後の静岡県内の感染状況は?第8波は?専門家に聞く

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浜松医療センター 矢野邦夫医師:
「今後どうなるかの予測に関しては、北海道の状況が参考になる。それを見ると、第7波を大きく上回った第8波になっている。急速に感染者は増えているので、おそらく静岡県もそうなるのではないかと思っている」

 北海道では今週火曜、1日の新規感染者数が1万1394人と過去最多を記録しました。

 これまで最も多かった先週水曜の1万1112人を上回り、11月だけで2回、過去最多を塗り替えています。

浜松医療センター 矢野邦夫医師:
「(静岡県内は)12月上旬か遅くても中旬には、ピークを見るのではないかと思う。明らかに第7波を超えてくると思うが、どれぐらい増えるのかはわからない。人の流れが最近激しくなってきているし、海外からの人も来るので、どのくらいまで上がるかは、予測はつかない」

 こうしたなか、県内では今週新たにオミクロン株の派生型、通称「ケルベロス」と「ケンタウロス」が確認されています。

 新しい変異株について、矢野医師は─

浜松医療センター 矢野邦夫医師:
「重症化はどれも確認されていないので、ケルベロスといっても、ケンタウロスといっても、一気に重症化する割合が増えるとは思わないが、おそらくケルベロスが日本においてもメインを占めると思う。ヨーロッパとかアメリカかなり増えているので、そこからの人々の流れは結構これから増えてくるので、ウイルス持ち込まれて、ケルベロスがメインになって、流行するのかなと推測している。」

 またこの冬はインフルエンザとの同時流行も警戒されています。

症状の見分けがつきにくいと言われている中で、その対応策については…

浜松医療センター 矢野邦夫医師:
「インフルエンザとコロナ、症状で見分けることはまず無理だと思う。そこで、リスクがあるか、ないか、どちらが感染したかで区別するといいと思う。リスク高い方は早く診断して早く治療しないといけないので、病院に行って、コロナとインフルエンザの検査をして、その結果に応じて対応する。リスクのない方は、ご自宅でコロナの検査をして、もし陽性ならばご自宅で安静にして、陰性ならば病院に行ってインフルエンザの検査をして、インフルエンザが陽性ならば、すぐに薬を飲む。そのような対応が良いと思う。」