「機械を停止しなかったのが事故の原因」…機械を直していた男性が首を挟まれ死亡 勤務先など書類送検 富士労働基準監督署

 静岡県富士市の工場で、機械の不具合を直していた男性作業員が死亡する事故があり、富士労働基準監督署は8日、勤務先の会社などを労働安全衛生法違反容疑で書類送検しました。

 7月、富士市の製紙工場で64歳の男性作業員が機械の不具合を直していたところ、紙の原料を固定する部分に首を挟まれ、死亡しました。

 富士労基署は、機械の不具合を直す作業を行う際は、運転を停止する必要があったにも関わらず、機械を停止しなかったことが事故の原因と判断。男性の勤務先で工場から業務委託を受けている沼津市の会社と富士市にある事業所の46歳の係長の男性を労働安全衛生法違反の疑いで、静岡地検富士支部に書類送検しました。