「頭は狙っていない」…弁護側が殺意を否認 静岡・牧之原市の殺人事件の初公判 静岡地裁

 おととし静岡県牧之原市で、中国籍の男性を殺害した罪などに問われた男が、初公判で起訴内容を否認しました。

画像: 「頭は狙っていない」…弁護側が殺意を否認 静岡・牧之原市の殺人事件の初公判 静岡地裁

 起訴状などによりますと、菊川市に住む中国籍の48歳の男は、おととし7月、牧之原市の中国籍の当時41歳の会社員の男性の家で、男性を金属バットで殴って殺害したなどの罪に問われています。

 静岡地裁で16日に開かれた裁判員裁判の初公判で、被告は「殺すつもりはなかった」「現場を離れた時、死んでいなかった」などと起訴内容を否認しました。

 冒頭陳述で検察側は「被告は妻と男性の浮気を疑い、頭を防御する男性を上からバットで多数回殴った」と指摘。一方、弁護側は「頭は狙っておらず、殺意はなかった」と主張しました。