開票で使う「計数機」を点検したら内部に投票用紙…去年7月の参院選のもので「候補者名」も記載…「持ち帰り」処理か 静岡市

 去年7月に行われた参議院選挙で、未集計の投票用紙が14日、静岡市で見つかりました。

画像: 提供:静岡市 計数機内部 この中に「投票用紙」が

提供:静岡市 計数機内部 この中に「投票用紙」が

 静岡市によりますと14日、静岡市駿河区役所の会議室で、4月行われる統一地方選挙に備え、保守業者が開票で使用される投票用紙を数える「計数機」を分解点検していたところ、機械内部から投票用紙1枚が発見されました。発見されたのは、去年7月に行われた参院選比例代表選挙の候補者名が書かれた投票用紙で、「計数機」は駿河区の開票所で使用されたものでした。通常、「計数機」の内部に投票用紙が残っていた場合は、センサーで検知しエラーが表示されますが、何らかの理由で表示されなかったということです。

 静岡市選挙管理委員会によりますと、今回発見されたのは「持ち帰り票」と判断された3票の内の1票と考えられるということで、「選挙結果に影響を及ぼさないことは確認した」としています。選管では再発防止策として、「作業終了後
すべての計数機の上ふたをあけて、機械の奥まで複数人で確認する」としています。