使用禁止の漁具「まんが」でアサリやハマグリ密漁か 静岡県の2人含む13人書類送検へ 愛知・三河海上保安署
愛知県内での使用が禁止されている漁具を使って、アサリやハマグリを採っていたとして、静岡県の2人を含む13人が愛知・三河海上保安署に検挙されました。
検挙されたのは静岡県の70代男性2人と愛知県の30代から70代の男性11人の合わせて13人です。三河海上保安署によりますと、13人は3月下旬から5月初めにかけて、愛知県豊橋市の豊川河口のアサリの採捕禁止区域で、使用が禁止されている「まんが」と呼ばれる漁具を使用してアサリやハマグリを採った疑い。
「まんが」は砂地に生息する貝類を掘り起こして採取する漁具で、愛知県内では使用が禁止されています。
13人のうち、多い人は2.85キロものハマグリを採っていたほか、採捕が禁止されている稚貝を採る人もいた、ということです。 三河海上保安署は、販売目的ではなく自分たちで消費するために採ったとみていますが、全員を愛知県漁業規則違反の容疑で書類送検する方針です。
三河海上保安署は「まんが」を用いた密漁行為は水産資源の枯渇につながるとして、監視・取り締まりを強化している、ということです。