不起訴から一転 金属バットで男性殺害した罪で39歳男を起訴 検察審査会の「不起訴不当」議決経て再捜査 静岡地検沼津支部

 おととし静岡県富士市で男性を殺害したとして逮捕され、その後不起訴になった男について、静岡地検沼津支部が一転、殺人罪で起訴しました。

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静岡地検沼津支部

 富士市の39歳の無職の男はおととし5月、自宅で金属バットで男性の頭などを殴って殺害したとして逮捕・送検されました。

 しかし、地検沼津支部が責任能力に問題があるとして殺人容疑では不起訴にしたため、被害男性の遺族が不服として検察審査会に審査を申し立てました。

 そして、去年10月、「不起訴不当」と議決され、地検沼津支部は一転して12日付で男を殺人罪で起訴しました。 

 地検沼津支部の茂木善樹支部長は「捜査をした結果、刑事責任を取りうるという判断に至った」とコメントしています。