太田川漁協アユ釣りなど今年のすべての遊漁事業の中止を決定 大雨による水の濁りなどにより

静岡県森町の太田川漁業協同組合は、大雨の影響で川の水の濁りが続いているなどとして、今年のアユ釣りなど全ての遊漁事業の中止を決定しました。

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太田川漁協アユ釣りなど今年のすべての遊漁事業の中止を決定 大雨による水の濁りなどにより

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 中止が決まったのは今季の太田川やその上流部の吉川、三倉川のアユ釣りなどの全ての遊漁事業です。

 太田川漁業協同組合は理由として、去年9月の台風15号や今月の台風2号に伴う大雨で川の水が濁り続けていることや釣りの解禁によって大雨被害の復旧工事を妨げる可能性があることをあげています。

 太田川では1日にアユ釣りなどが解禁されたばかりで、吉川と三倉川では25日に解禁を控えていました。

 解禁の取り止めは今回が初めてとなります。

 組合は20日に県と森町に対して川の水の濁りへの対策を求める内容などを盛り込んだ要望書を提出する予定です。

 山本俊康組合長は「遊漁を中止することは苦渋の決断で断腸の思い。県には今年1年かけて対策をしてもらい、来年は安心・安全な釣りを楽しんでいただきたい」とコメントしています。