新型コロナ関連の割合増加か…上半期の企業倒産4期ぶりに100件超 負債総額は162億900万円 静岡県

 今年上半期の静岡県内の企業の倒産件数は、去年と比べて大幅に増え、4期ぶりに100件を超えたことが民間の信用調査会社のまとめでわかりました。

画像: 新型コロナ関連の割合増加か…上半期の企業倒産4期ぶりに100件超 負債総額は162億900万円 静岡県

 帝国データバンクによりますと、今年上半期の負債額1000万円以上の県内の企業の倒産は、去年の同じ時期と比べて31件増え、113件でした。新型コロナ関連融資や補助金などによって倒産件数は近年、抑制されていましたが、4期ぶりに100件を超えたということです。負債総額は162億900万円で、100億円以上の超大型倒産はありませんでしたが、件数が大幅に増加したため、去年より33億円以上増えました。倒産の主な要因は、88件が不況型倒産で、そのうち81件が販売不振によるものでした。帝国データバンクは、新型コロナウイルス関連の割合が高まっていると分析しています。