初めての登山が富士山…「思ったよりペースが上がらなかった」 60歳男性「暗くて道が分からない」と救助要請

 静岡県の富士山須走口を下山中の男性が疲労で下山できなくなり、警察に救助を求めました。男性は6時間後に救助されました

画像: 資料:富士山

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 7日午後7時ごろ、須走口を下山中の60歳の男性から「暗くて道が分からない、疲れてしまった」と救助の要請がありました。御殿場警察署の山岳遭難救助隊2人が向かい、午後11時ごろ須走口砂走り(下山道)6合目付近で、Tシャツにカッパを着た男性を発見しました。男性は疲労を訴えたものの、けがなどはなく、警察官が付き添い、自力で下山し、8日午前1時ごろ、5合目にたどり着きました。病院には行かず、そのままタクシーで帰宅した、ということです。

 警察によりますと、男性は神奈川県横浜市から1人で来ていて、登山は富士山が初めて。山小屋で1泊した後、7日の早朝から山頂を目指し、その後下山する途中でした。「思ったよりペースが上がらなかった」と話していた、ということです。