【ビッグモーター】浜松市の店舗でも「除草剤散布」 市長「かかった費用は請求」 市民「怒りを感じる」 そしてビッグモーター広報は…
ビッグモーターが浜松市の店舗での「除草剤散布」認める
不自然に街路樹がなくなっている場所。いまは別の店舗が入っていますが、2019年3月までビッグモーター柳通り店があった場所です。この場所で除草剤がまかれていたことが、28日明らかになりました。
こちらは2017年、ビッグモーター柳通り店が営業していた時の画像です。別の店の前にある低木は葉が青々としていますが、ビッグモーターの前では葉が枯れてしまっているのが分かります。
2019年に柳通り店が閉店した後は、低木が枯れていたため浜松市が伐採をしています。
ビッグモーターを巡っては、店舗前の街路樹が枯れてなくなるなど全国的に問題となっていて、愛知県と神奈川県でも調査が進められていて、いずれの県でも街路樹に除草剤を散布した店舗があることが明らかになっています。このほかにも12都府県33の店舗前の街路樹で、除草剤が検出されています。
中野市長「かかった費用は請求する」
そんな中、28日、この問題をめぐって新たな動きがありました。
浜松市 中野祐介市長:「除草剤がまかれたことによって枯れた可能性がある。我々の所管の街路樹について、我々としては大変遺憾」
定例会見で憤りを口にした浜松市の中野祐介市長。8月7日、浜松市がビッグモーターに対し依頼していた調査結果が22日報告され、既に閉店をしている浜松柳通り店が
除草剤を散布していたことを認めたということです。
浜松市 中野祐介市長:「街路樹整備も含めて、市民の税金で行っている事業なので、今回ビッグモーターの方から、請求があれば負担するという意思があるというので、我々としてかかった費用は請求して、市民の皆さんの税金への損害がないようにしていきたい」
浜松市によるとビッグモーターの報告では、現在営業している浜松東店とすでに閉店している浜北店は「除草剤の散布は無い」としていて、浜松店は「確認がとれない」という回答だったといいます。浜松市は現在4店舗の伐採などでかかった費用を算出していて、警察への被害届については「今後の対応状況を踏まえて判断する」としています。
市民「怒りが大きい」「ちゃんと直した方がいい」
街路樹の整備は市の税金を使って行っています。税金をこのような形で使われたことに浜松市民は…。
30代:「責任は自分たちで取ってほしいと思うし、怒りのほうが大きい」
40代:「正直もともとそういう(低木がない)ものだと思っていた。ちゃんと直した方がいいと思う」
60代:「まさに怒りを感じる。浜松市の管理も(もっと早く)気づかなかったということも、どこかに問題があったのかなと思うが、基本的にはビッグモーターが全面的に非があると思う」
ビッグモーターの広報は
市民から怒りの声が聞かれるなか、番組の取材に対しビッグモーターの広報は─
ビッグモーター広報:「経緯に関しては、個別店舗については回答できないが、行政や関係機関の要望は、原状回復のための費用負担など誠心誠意対応していきたい。地域の皆様にお世話になっており、気持ちよく利用してもらうためできることは一生懸命やっていく」