【サッカーJ2】清水vs磐田、10月7日の静岡ダービーチケットが完売も、リセールサイトで即転売。定価の4倍以上も

 終盤戦に入っている明治安田生命J2リーグ。J1への自動昇格は2枠(最後の1枠は3位~6位によるプレーオフ)で町田ゼルビアが首位を走る中、2位ジュビロ磐田と3位清水エスパルスの静岡県勢が激しいデッドヒートを繰り広げている。

画像: 去年の静岡ダービー(アイスタ)

去年の静岡ダービー(アイスタ)

 
 両チームが直接対決するのが10月7日の第38節、清水のホーム・アイスタ日本平で行われる静岡ダービー。この人気のカードを現地観戦するためには、サポーターはまず自チームのサポータ同士でのチケット争奪戦を制さなければならない。清水はシーズンチケット保有者、次に後援会員が優先的にチケットを購入できるシステムを導入しており、13日には一般販売開始とほぼ同時にに静岡ダービーのチケットが全席完売した。昇格を占う大一番で大激戦が予想されるだけに、後援会員でも買えなかった人がいたほどだが、某チケットリセールサイトを見ると、すでに10件以上の出品が見られた。チケットリセールサイトは、急な都合やチケットがかぶってしまった人が良心的に取引を行うプラットフォーム。チケット購入にかかった手数料などを含めてもせいぜい定価プラスアルファがセオリーなのだが、静岡ダービーのチケットは最高値で定価4000円ほどのA指定席が18500円となっている。さらにビジター用のチケット、つまりジュビロ磐田サポーター席も定価3700円のチケットが17800円で出品されるなど、転売とも言われかねない状況になっている。

 清水は公式HPで「何人も第三者に対し、主催者の許可を得ることなく、入場券を転売、その他の方法で取得させてはならない。ただし、家族、友人、取引先、その他これらに類する特定の関係に基づき、営利を目的とせず、かつ業として行われない場合については、この限りではない」とし、「転売が疑わしいと判断した場合、チケット取得・購入者の照会を行い、必要な措置を講じてまいります。」と、当該チケットの無効化や返金を伴わない会員資格の無効化及び退会処分も辞さないという厳しい姿勢を示しており、公式のリセールサービスを利用するよう求めている。