市や県の対応に過失があった 土石流災害の「被害者の会」が損害賠償を求めて提訴へ 静岡・熱海市
静岡県熱海市の土石流災害の「被害者の会」が、市や県に損害賠償を求めて提訴する方針を明らかにしました。
被害者の会によりますと、盛り土の土地所有者らへの静岡県や熱海市の対応に過失があったため、土石流の被害を招いたとして損害賠償を求めて行政訴訟を起こすということです。
盛り土は届け出の3倍を超える高さで造成されていましたが、熱海市は土地の前所有者に対して安全対策を講じるよう求める「措置命令」を出していないと主張。発災当日も住民への「避難指示」を見送ったとしています。また、静岡県も前所有者が進めた土地開発に対して、森林法に基づく中止命令などを出していなかったとしています。