熱海市伊豆山の土石流災害から1年4カ月被災者は黙とうを捧げ、警察は行方不明者の一斉捜索
静岡県熱海市の土石流災害の発生から3日で1年4カ月です。被災地では被災者らが黙とうを捧げ、警察による一斉捜索も行われました。
●黙とう~:
土石流災害の現場となった熱海市伊豆山地区には被災者らが集まり、犠牲者を悼み黙とうを捧げました。
●自宅が全壊した太田滋さん:
「先月から自分の家を解体して今は更地になってしまった。誰かと家のことを話すとやっぱり悲しい」
●自宅が全壊した女性:
「本当だったら、あんなことがなければ家族でどっか遊びに行って楽しい時間を過ごしていたかもしれない。早くみんなで穏やかな時間が過ごせる時が戻ってくるのを心から待ってます」
去年7月熱海市で発生した土石流災害では27人が犠牲になり、太田和子さんの行方が分かっていません。
警察は3日およそ40人態勢で、土石流が流れ込んだ伊豆山港付近の海上などを確認したり、潜水士が海中に潜ったりするなどして、太田和子さんの一斉捜索を行いました。
●県警 髙橋 誠 警備部長:
「これまで捜索した場所についても、これまでの気象の変化だとか環境の変化によって、もしかしたら手がかりになるものがあるかもしれないということで。見つけるまでは決して諦めない覚悟で捜索に臨みたい」